NTTドコモとNECは、2月26日にAmazon Web Services上で商用5Gコアネットワークの運用を開始しました。日本初の5GコアをAWS上で構築して商用稼働させた取り組みであり、ハイブリッドクラウド環境における柔軟なキャパシティ拡張と高い信頼性を実現すると説明されています。 AIにより、5Gコアの設計から構築までを自動化する世界初の成果も発表されました。これにより、人為的なミスの抑止と従来比で約8割の構築期間短縮を実現しました。AWSのマネージドサービスやGravitonプロセッサを活用した設計により、信頼性、柔軟性、持続可能性の向上が示されています。
ハイブリッドクラウドでの5Gコア化日本初の構成と実装のポイント
NTTドコモとNECは、2022年からAWSを活用したクラウド上での5Gコア検証を進めました。自社の仮想化プラットフォームとAWS上の5Gコアの協調動作、キャリアグレードの可用性と運用性の検証を行い、ネットワークとセキュリティ設計の課題を解決してハイブリ今回の商用化では、障害耐性と冗長化を備えた構成を整え、仮想化プラットフォームとパブリッククラウドを統合したハイブリッドクラウドを構築しました。 CD に基づくアーキテクチャの本格的な再設計を行いました。AWS CloudFormation、AWS CodeBuild、AWS CodePipeline などのサービスを組み込み、運用効率と拡張性を高めています。必要な際には急速な容量拡張や必要な場合にはスケールダウンが可能となり、柔軟な運用が期待されています。
Graviton活用で電力消費を約7割削減の検証結果を確認
運用試験では、AWSのGraviton2プロセッサ上で5Gコアを稼働させ、自社仮想化プラットフォームとのハイブリッド環境で電力消費を約70パーセント削減した結果が確認されています。商用環境ではGraviton3上で5Gコアを構築しており、環境負荷の軽減が見られます。電力効率の改善とともに、キャパシティ運用の柔軟性が持続可能な資源する構成として割り引かれています。
世界初のAI自動化 5Gコアの設計から構築までを一貫自動化
NTTドコモ、NTTドコモビジネス、NTTドコモ ソリューションズは、GitOpsとAIを組み合わせたAgentic AIにより、5Gコアの設計と構築を自動化しました。 クラウドインフラから5GコアまでをGitOpsで自動構築し、設計値の作成や設定ファイルの生成、GitOpsへの構築指示までを複数のAIエージェントが分担して自動化しています。 Amazon Bedrock AgentCoreとModel Contextこれにより、従来の手動で発生しがちな設定ファイルの作成や更新の負荷を軽減し、人為的なミスの回避と構築期間の約80パーセント短縮につながって説明されています。
実現体制とコメント 通信インフラの進化を加速
本取り組みでは、NTTドコモが要件定義や設計方針を策定し、NECがAWS向けのIaC CI CDモデルを整備しました。NTTドコモビジネスはAgentic AIの開発と、5Gコアの設計および構築プロセスの自動化を担い、NTTドコモソリューションズはGitOpsのAWSインフラ構築と検証をしました。NTTドコモの執行役員でコアネットワーク設計部長の平口信子氏は、オンプレミスとクラウドの組み合わせによる信頼性と需要対応力の向上、AI自動化による構築期間短縮を強調しています。ン事業部門の佐藤崇志氏は、国内の通信技術とグローバルなクラウドの融合による世界水準の通信インフラ実現に取り組んでいます。AWSからも、通信業界のニーズに応えるAIとクラウドの活用により、迅速に柔軟かつ安定したサービスの提供が可能になるとのコメントが寄せられています。 AIによる自動構築ソリューションはMWCフレームのNTTブースで展示され、先進事例として紹介されています。
取り組みの意義と今後の展望 ハイブリッド運用と自動化の拡張
ハイブリッドクラウド上に5Gコアを構成することで、イベントなどによる突発的なコスト増にも迅速に対応でき、必要な平準化の際にリソースを縮小する柔軟な運用が可能になります。 AIエージェントの役割最適化、ネットワーク運用の完全自動化に向けた検討を加速させます。再現性と信頼性、運用効率を高めるAI生成と実行の強化により、ネットワークの進化を継続していく方針が示されています。通信インフラの将来像として、ハイブリッドクラウドとAI自動化の組み合わせが重要な位置を占める内容です。
詳しくは「株式会社NTTドコモ」「NEC株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















