株式会社ビザスクは、米国チーム主導で開発し2年間の社内運用と検証を重ねたエキスパートマッチングシステム「AI Scout」の提供を国内外のクライアント向けに開始しました。コンサルティングファーム、金融機関、事業法人などからの「業界や業務に精通したエキスパートの意見を聞きたい」といった依頼に対し、AIが適合度の高い候補者の初期リストを即座に提示します。従来は依頼内容の整理から候補者提案まで数時間から2〜3日を要していましたが、本機能により約5分で提示可能となり、24時間365日の対応が実現しました。これにより、初期リストを起点とした選定やインタビュー設計、追加探索依頼を迅速に進められ、プロジェクトの初動スピードが大幅に向上します。必要な知見への迅速なアクセスが意思決定の質を左右する場面で有効です。
背景として、一次情報の取得に求められる専門性とスピードの両立があります。ビザスクはフルサポート形式を強みとしつつ、迅速な開始ニーズに応えるため社内プロセスへのAI導入を推進してきました。米国チームが開発したAIモデルはHuman-in-the-loopで運用し、複雑な要件理解やマッチングロジックの高度化を継続。信頼性と時間短縮効果が確認され、グループ全体の生産性向上に寄与しています。今回の「AI Scout」は、社内実証で磨いたAIモデルに加え、長年のマッチングデータとオペレーション知見を構造化し、AI・データ・人の専門性を統合した事業基盤として展開します。AIを部分的効率化にとどめず、競争力強化の中核に据える姿勢が示されています。
「AI Scout」は、クライアントが送付するインタビュー要件に対し、国内外75万人超の登録エキスパートから適合候補を抽出します。即時提示される初期リストを起点に要件の精緻化や追加探索の依頼が可能となり、リードタイムを短縮して本質的な要件設計や戦略的判断にリソースを集中できます。利用対象クライアントは順次拡大予定です。代表取締役 執行役員CEOの端羽英子氏は、公開情報の収集や分析が高速化し情報が均質化する中で、人の知見や一次情報の価値が高まっていると述べました。ビザスクは2025年4月にChief AI Officerを任命し、AIを事業基盤に組み込んできたとしています。「AI Scout」を含むAI活用機能の展開を継続し、テクノロジーと人の専門性を融合して世界中で挑戦する顧客のパートナーであり続ける考えです。
株式会社ビザスクは、日本最大級のナレッジプラットフォームを活用して新規事業推進を支援し、想定顧客に聞けるBtoB顧客ヒアリングを提供しています。導入は大手企業の新規事業部門や研究開発部門を中心に拡大し、東証プライム上場企業の4社に1社に導入実績があります。複数部署での導入も1社扱いで、数値は2026年3月時点です。
詳しくは「株式会社ビザスク」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部 權






















