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横浜市がガバメントクラウド上に共通基盤構築、基幹システムの標準化進める

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ネットワンシステムズは横浜市が利用するガバメントクラウド上の共通基盤の整備を包括的に支援したことをお知らせします。ガバメントクラウド共通基盤の要件整理から設計・構築までを手がけるとともに、ネットワーク運用管理補助者として、基盤利用開始後に24時間365日の体制で環境維持・運用支援を行います。

デジタル庁は、政府共通のクラウド環境であるガバメントクラウドを用いて、地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化を推進しています。全国約1800の自治体は令和7(2025)年度末までに地方公共団体情報システムの標準化に関する法律に基づき、デジタル庁が定める厳しいセキュリティ要件を満たしながら、基幹業務20システムの標準化やガバメントクラウドへの移行と接続環境の構築に対応する必要があります。ネットワンシステムズは「安心・安全な高度情報社会の実現」を目指して、クラウドネットワークに関する技術力と知見を生かし、こうした地方公共団体のシステム標準化を支援します。

標準化に向けた基幹業務20システムの移行では、個々のシステムごとにクラウド利用環境を別途用意するのではなく、共通化できる領域を特定し、運用管理負担を見通した上で共通基盤を整備することが大切です。さらにマルチベンダーで構成されるこれらシステム間のデータ連携を妨げない形で環境を設計する必要があり、複雑かつ高度な課題となります。ネットワンシステムズは支援プロジェクトチームを組成し、自治体職員の業務フローや利用シーンを調査・分析した上で横浜市に最適な共通基盤を設計・構築しました。加えて当社独自の運用サービスを導入することで、安定したシステム運用を実現し、運用効率を高めます。

横浜市ガバメントクラウド接続におけるネットワンシステムズの支援範囲

また、神奈川情報セキュリティクラウド(KSC※2)の県域WANを活用した接続構成とすることで、接続に要する導入コストや期間を抑えつつ、KSCのセキュリティ要件に準拠した安全な通信を確保しています。ガバメントクラウド環境の構築においてはデジタル庁からガイドラインや規定が都度改訂されるため、自治体側としては不明点を適切に照会しながら進める必要があります。ネットワンシステムズはハイブリッドクラウドのインフラ構築に長けたエンジニアを中心に、ガイドラインの変更をこまめに確認し、横浜市とともに内容を読み解きながら、共通基盤の利用申請フローの整備などを伴走形式で支援しました。さらにASP(Application Service Provider)、CSP(Cloud Service Provider)の仕様確認や既存システム環境への考慮なども含め、自治体インフラにおけるこれまでのセキュリティ強化支援やガバメントクラウド先行事業支援で培った知見を活用しつつプロジェクトを推進します。

今後は基幹業務システムの標準化に伴うASP事業者との結合テストを継続的にサポートし、24時間365日の環境維持・運用支援を展開していく予定です。さらに、本サービスの運用には「Managed ONE ガバメントクラウド接続運用サービス」を活用し、ガバメントクラウドとの接続インフラ運用を標準化・体系化することで、導入コストや運用負荷を軽減します。今回の取り組みにより、横浜市はガバメントクラウドに安全かつ効率的に接続し、各種システムの標準化を円滑に進められるようになりました。ネットワンシステムズは運用面でも継続支援し、全国の自治体DX推進やガバメントクラウド環境への移行を全力でサポートしていきます。

レポート/DXマガジン編集部折川

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