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生成AIが企業の主役に カプジェミニ最新調査で加速する導入と課題

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コンサルティング大手カプジェミニの調査機関「Capgemini Research Institute」は、生成AI(Gen AI)の導入が急速に広がっていることを示す最新レポートを発表しました。報告によると、今後12カ月で約6割の企業がAIを「チームメンバー」または「他のAIを監督する存在」として活用する見込みで、現在の44%から大幅に拡大するとされています。一方で、人とAIの協働に備えた組織改革は追いついておらず、約3分の2の企業がチーム構造を再編する必要があると回答しました。

生成AIを全社的に展開する企業は2023年の6%から2025年には30%へと5倍に増加。通信、消費財、防衛・航空といった分野が先行し、顧客対応やマーケティング、リスク管理、IT業務などで活用が進んでいます。投資面でも88%の企業が過去1年で予算を増やし、IT予算の12%が生成AIに充てられています。

一方で、急拡大に伴う「クラウド利用コストの高騰」が課題となり、小規模言語モデル(SLM)の活用で費用対効果を模索する動きも強まっています。また、AIエージェントの利用が増加し、今後3~5年で複数の業務プロセスを担う見通しです。さらに自律学習型エージェントやマルチエージェントシステムへの発展も期待されていますが、7割超の企業は「完全には信頼できない」と回答しており、ガバナンス整備が大きな課題となっています。

調査は2025年5月、世界15カ国・11業種の企業幹部1,100名を対象に実施。急成長する生成AIの可能性とともに、信頼性や組織文化の変革が問われていることが浮き彫りとなりました。

詳しくはカプジェミニまで。
レポート/DXマガジン編集部

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