オラクルがOracle JDK 25を正式リリースしました。18件のJEPで言語・ライブラリ・セキュリティを強化し、AI統合と長期サポートを提供。企業のDX施策に直結する進化がここにあります。
Java 25の“何が変わったか”を機能別に整理する
2025年9月、オラクルはOracle JDK 25を公開しました。本リリースは18件のJDK Enhancement Proposal(JEP)を含み、言語面からランタイム、セキュリティ、モニタリングまで幅広い改善を提供します。
オラクルは数千件の改良を通じて開発者の生産性向上を掲げ、プラットフォームのパフォーマンスと安定性、セキュリティ強化で企業のビジネス成長を支援するとしています。また、Java 25には少なくとも8年間の長期サポートが約束され、企業は自社のペースで移行できる柔軟性が確保されます。Oracle JDK 25はNFTCに基づき2028年9月まで四半期ごとのアップデートを行い、その後OTNにづき少なくとも2033年9月まで更新が継続される予定です。この保証はエンタープライズ向けの安定運用を重視するDXプロジェクトにとって重要な要素です。
言語機能ではJEP 507(プリミティブ型のパターン等)、JEP 511(モジュール・インポート宣言)、JEP 512(コンパクトなソースとインスタンスmain)、JEP 513(柔軟なコンストラクタ本体)などが挙げられます。ライブラリ面ではJEP 505(構造化された並行性)、JEP 506(スコープ値)、JEP 502(安定値)、JEP 508(Vector API)があり、並列処理や数値計算、スレッド設計の改善が図られています。セキュリティではJEP 470(PEMエンコーディング)やJEP 510(キー導出関数API)を通じて暗号・認証の利便性と量子耐性への備えが進みます。パフォーマンス改善としてはJEP 519(コンパクトなオブジェクト・ヘッダー)、JEP 514(事前実行によるコマンド利便性)、JEP 515(事前メソッド・プロファイリング)が挙げられ、起動時間短縮やメモリ効率の向上に寄与します。モニタリング強化ではJEP 509、518、520などでJFR(JDK Flight Recorder)の精度や安定性が向上し、運用時の観測性が改善されます。
クラウドとサポートの側面も強調されています。OCI(Oracle Cloud Infrastructure)はOracle JDK 25をサポートする初のハイパースケールクラウドとして位置づけられ、OCI上での利用によりコスト面とパフォーマンス面の恩恵があると説明されています。さらに「Oracle Java SE Universal Subscription」や「Enterprise Performance Pack」などのサブスクリプションにより、企業は包括的なサポートやパフォーマンス改善機能を得られる点が示されています。これらはDX推進における運用負荷軽減やセキュリティ管理、移行計画の安定化に直結する要素です。オラクルとグローバルなJavaコミュニティが協働して提供する本リリースは、AI機能の導入やエンタープライズ運用の近代化を支える基盤として位置づけられます。
詳しくは「オラクル」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權






















