Osaka Metroは、2025年1月19日に開業した夢洲駅を中心に、デジタル乗車券の導入とアクセス強化を進めています。これにより、来場者はQRコードや専用アプリを活用して、より快適でキャッシュレスな移動が可能となっています。
e METROアプリでのデジタル乗車券の利用
Osaka Metroでは、e METROアプリを通じて、QRコード対応のデジタル乗車券を購入・利用できます。これにより、スマートフォンをかざすだけで改札を通過でき、チケットレスでの移動が実現します。また、顔認証機能を活用することで、よりスムーズな改札通過が可能となります。
さらに、2025年10月14日からは、「Osaka Metro・大阪シティバス 1日乗車券」が発売され、平日820円、土日祝日620円で、Osaka Metro全線と大阪シティバスが1日乗り放題となります。このデジタル乗車券は、e METROアプリやスルッとQRttoサイトから購入でき、最大100ポイントのOsaka Pointが付与されるキャンペーンも実施中です。
夢洲駅のアクセス強化と利便性向上
夢洲駅は、2025年大阪・関西万博の開催に伴い、Osaka Metro中央線の延伸により新たに開業されました。これにより、夢洲駅は万博会場への主要なアクセス拠点となり、1日最大来場者数22.7万人のうち約6割にあたる13.3万人が夢洲駅を利用する計画です。駅構内には、QRコード対応の改札機が設置され、デジタル乗車券の利用が可能です。これにより、来場者はチケットレスでスムーズに駅を利用でき、混雑の緩和が期待されます。
課題と今後の展望
デジタル乗車券の導入により、利便性の向上が期待される一方で、利用者のICTリテラシーやセキュリティ対策が課題となります。特に高齢者や外国人観光客に対して、利用方法の周知やサポート体制の強化が求められます。また、顔認証技術の導入に伴い、個人情報の取り扱いやプライバシー保護の観点から、適切な対応が必要です。
今後、Osaka Metroは、デジタル技術を活用したサービスの拡充や、利用者のニーズに応じた柔軟な対応を進めることで、より快適で安全な交通環境の提供を目指しています。
