ホンダトレーディングがJ-クレジット認証を取得した「バイオ炭の農地施用プロジェクト」は、廃棄バイオマスを炭化して土壌に固定し、複数の農家を束ねる「プログラム型」で小規模参画を可能にします。企業のカーボン・オフセット需要に直結する新たな仕組みです。
プログラム型で広げる仕組みと期待される効果
株式会社ホンダトレーディングは、廃棄バイオマスを活用しカーボンニュートラルへ貢献する「バイオ炭の農地施用による脱炭素プロジェクト」が、第65回J-クレジット制度認証委員会(2025年7月29日)で認証されたと発表しました。本プロジェクトは、従来処理に課題のあったバイオマスを炭化し、農地に施用することで土壌中に炭素を長期的に固定すると見込まれる取り組みです。創出される削減・貯留量はJ-クレジットとして国に認証され、企業のカーボン・オフセット需要に応じた供給が期待されます。
最大の特徴は「プログラム型」への仕立てです。個別ではクレジット創出が難しい小規模農家を複数の農業法人で束ね、一つのプロジェクトとして運営することで参加のハードルとコストを下げます。ホンダトレーディングは2025年11月に第1回プログラムを開始予定で、まずは限られた協力農業法人との運営体制確立を優先します。2026年以降に参加法人を広く募集し、運営体制を強化してスケールを図る計画です。
環境価値と経済価値の両立も明確です。環境面では炭化により土壌へ炭素が固定されると見込まれ、企業のオフセットや経団連のカーボンニュートラル行動計画などで活用可能なJ-クレジットが生まれます。経済面では、バイオ炭の施用が土壌の保水性や通気性を改善し得ることから生産性の向上が期待され、農家側は廃棄処理コストの削減と新たな収益機会の獲得につながる可能性があります。こうした双方向の利点により、地域全体での持続可能な農業と脱炭素化が促進される見込みです。
詳しくは「株式会社ホンダトレーディング」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權






















