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メルカリ×ヤマト運輸、事業者向け配送基盤を構築 API連携で発送効率を最大化

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メルカリは2025年11月4日、メルカリShops出店事業者向けに新配送サービス「メルカリBiz配送」を提供開始しました。ヤマト運輸のB2クラウドとAPI連携し、送り状の一括発行や地帯別料金、非匿名の送り主表記、クール便対応など事業者の発送業務を大幅に簡素化します。

メルカリShops事業者のための発送実務を一元化

メルカリBiz配送は、メルカリShopsに出店する事業者を対象とした専用配送サービスです。2025年11月4日から提供を開始し、これまでの「らくらくメルカリ便」に加えて事業者ニーズに特化した機能を拡充しています。送り状はヤマト運輸の「B2クラウド」との連携で一括発行が可能となり、複数注文の同時処理がスムーズになります。これにより、発送作業の工数削減とミス低減が期待できます。

対応サイズやサービス仕様は明確に定められており、ネコポス、宅急便コンパクト、宅急便の60〜200サイズに対応します。さらにクール便(冷蔵・冷凍)は60〜120サイズで扱え、ネコポスも集荷対象に含まれます。送り主は事業者名が表記される非匿名配送となるため、購入者は出品者の実在が分かり安心して受け取れます。

料金設定は地帯別課金に対応しており、購入者向けには全国一律料金の選択も可能です。出品者側は「送料込み(出品者負担)」と「送料別(購入者負担)」を選べるため、販売戦略に応じた柔軟な設定ができます。送り状の印刷は一括で行え、プリンター種別や用紙サイズ(A4/A5/サーマルなど)も利用申込時に選択します。

利用開始手続きはPCのWebブラウザから行い、メルカリアプリでは申し込みや発送手続きはできません。ショップ管理画面の設定から集荷先住所や担当者情報、プリンターの種別を入力して申請すると、ヤマト運輸の担当者が電話か訪問で集荷開始日とスケジュールを確定します。集荷は申し込み時に登録した1箇所が原則ですが、ヤマト運輸営業所への持ち込みも可能です。

一括発送手続きはショップ管理画面の注文一覧から実行します。発送待ち注文を選択して送り状種類や出荷予定日、品名、荷扱オプションなどを入力して送り状を作成・印刷します。発送後は注文画面上に配送ステータスが表示され、伝票番号リンクからヤマト運輸の荷物問い合わせにアクセスできます。なお、配送APIは2025年11月に開始予定です。

詳しくは「株式会社メルカリ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權

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