ファーストイノベーションとLinksEntertainmentが共同開発したAIエージェント基盤「FL-GENESYS」が完成し、全国約150社での試験導入を経て今月正式リリースを予定しています。東西に分かれた地域特化モデルで、中小企業や自治体の業務自動化とナレッジ共有を現場に根ざして支援します。
東西二軸で地域特性に応えるAI導入の新モデル
ファーストイノベーションとLinksEntertainmentが1年にわたる共同研究で完成させた「FL-GENESYS」は、共通の中核システム「GENESYS」を軸に、東日本向けの「Lumina」シリーズと西日本向けの「GENESISLINK」を地域特性に合わせて展開する設計です。両社は現在、観光、不動産、教育、製造、自治体など多様な業種を含む約150社で試験導入を行っており、現場のフィードバックを取り込みながら今月正式にローンチする予定です。
中核システムは対話管理、ナレッジ連携、外部API接続、セキュリティ・ガバナンス機能を備え、各地域モデルは業務要件や対話設計をローカライズします。東日本側は企業内AI秘書や顧問型支援に注力し、西日本側はエンターテインメント領域や地域プロモーションに寄り添う対話体験を重視することで、地域ごとの業務文化や顧客接点に最適化していますこれにより、地域をまたぐ企業でも一貫したAI体験が得られる点が特徴です。
試験導入フェーズでは「問い合わせ一次受付の自動化」「業務マニュアル検索の支援」「現場向けFAQ提供」といったユースケースで業務負荷の軽減やナレッジ共有の効率化が確認されています。一方で既存システムとのデータ連携や業務フローの再設計が導入準備の課題として挙がり、両社は導入サポート、テンプレート整備、段階的導入プランを用意して実務面のハードルを下げる対応を進めています。
両社は価格面でも地方中小企業が導入しやすい体制を整え、パーソナライズ設定や導入支援を通じて「人を置き換えるのではなく可能性を拡張する」AIの社会実装を目指しています。データ管理やプライバシー保護、説明責任を補う監査機能やログ管理など、自治体や教育現場での利用を見据えたガバナンス対応も想定されています。代表コメントからは、効率化だけでなく地域固有の価値を尊重する姿勢が明確に伝わってきます。
詳しくは「ファーストイノベーション」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部






















