Yahoo!ショッピングのファッション購入時に加えられる「返品送料保険(あんしん返品)」が、提供開始から1年未満で累計50万件を突破しました。120円で返品送料を補償する仕組みが、購買不安をどのように解消したのかを解説します。
あんしん返品が切り拓く購買の安心感
LINEヤフーのグループ企業であるPayPay保険サービスが提供する「返品送料保険(あんしん返品)」は、2024年12月11日の販売開始から2025年11月26日時点で累計加入件数50万件を達成しました。対象はYahoo!ショッピングで販売されるファッションアイテムの自己都合返品時の返送費用で、1商品あたり実費を最大2,000円まで補償する商品です。一商品につき保険料は120円と手頃、スマホのカート画面でシームレスに加入できる点が特徴です。
本保険は、ユーザーの「サイズが合わない」「イメージと違う」といった購買時の不安を直接的に軽減する設計になっています。引受保険会社のMSプラスワン少額短期保険の調査では、「買い物がしやすくなった」「手続きが簡単」といった高評価が多く、過去の加入回数が1〜2回のユーザーでも89%が再加入意欲を示すなど、利用継続の手応えが示されています。保険金支払いの迅速さも導入の追い風で、同社実績では請求受付の翌営業日までに支払完了した割合が約98%に達しています。
事業側の観点では、低価格で日常利用を促す料金設計とカート内で完結する導線が重要です。提供開始から短期間で50万件を超えた背景には、スマホ主導の購買行動にマッチしたUX(ユーザー体験)の設計と、支払処理の速さを担保するオペレーショナルな仕組みがあるといえます。補償期間は購入後30日(発送遅延時は最大150日延長の可能性あり)という実務面のルール設定も、ユーザーとストア双方の運用負荷を抑える配慮です。
一方で、対象ストアには一部除外があり、加入前にストアの返品規定を確認する必要があります。運営体制としては、PayPay保険サービスと引受のMSプラスワン少額短期保険、そしてYahoo!ショッピングの導線連携というパートナーシップで成立しており、今後の拡大はストア網の適合とユーザー理解の深化にかかっています。今回の50万件突破は、ECと保険の組み合わせが日常消費に受け入れられつつあることを示す一つの指標と言えるでしょう。
カート内で手軽に加えられる保険が、購買の心理的ハードルを大きく下げています。小額保険はUX改善の有効な手段として、他カテゴリへの展開も期待されます。
詳しくは「LINEヤフー株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部






















