日本の「スマホソフトウェア競争促進法」が指定事業者に施行され、Googleは遵守に向けた具体的な変更を公表しました。焦点はユーザーの選択肢拡大と安全性の両立にあります。検索エンジンとブラウザの選択画面を国内のAndroid端末とiOS上のGoogle Chromeで順次表示し、初期体験での選好をユーザーが明示できるようにします。アプリ内課金では、これまでゲーム以外のアプリに限定していたユーザー選択型決済プログラムの対象を、日本のユーザーにデジタルコンテンツのアプリ内購入を提供するすべてのアプリへ拡大します。さらに、Google Play以外でのデジタルコンテンツ購入機会を広げるため、アプリ内でGoogle Play課金と自社ウェブサイトでの購入を並列提示できる新プログラムを開始します。新プログラムは競争力のある手数料を掲げつつ、セキュリティ要件とAPI実装を前提とし、本日から登録可能でAPIもまもなく利用可能になります。これらの措置は、オープンで活気あるAndroidの特性を維持しながら、法の要請に適合させるための設計です。
Googleは従来から選択の自由を重視してきたと説明しています。Androidではサードパーティ製アプリストアのインストールやデフォルト設定の変更が容易であり、Chromeも含めてユーザーは好みの検索やブラウザへ切り替えられます。アプリ開発者は、アプリ内で希望するブラウザエンジンや認証サービスを選べる柔軟性を持ち、データポータビリティでは10年以上にわたり80以上のGoogle製品からデータコピーのダウンロードや転送を提供してきました。今回の法対応は、既存のオープン性を土台に、選択画面の提示や決済選択肢の拡充といった具体的な施策を加えるものです。同時に、セキュリティやプライバシーを損なわないよう、実装には重要な要件が課される点が強調されています。これは利便性と安全性のトレードオフを最小化するための枠組みと位置づけられます。
安全とイノベーションのバランスに関して、Googleは公正取引委員会と1年半にわたり協議を重ねたとしています。国外では規制が意図せぬ悪影響を招いた事例もあり、日本の法律にはサイバーセキュリティやプライバシー、ユーザーの安全を目的とした「正当な理由」に基づく例外が盛り込まれています。このセーフガードにより、便利な機能が規制で過度に制限されるリスクを抑えられると説明しています。日本のデベロッパーを対象とした最近の調査では、主要アプリストア以外からのデジタルコンテンツ配信に伴うセキュリティリスクを79%が懸念しているという結果も示され、拙速な変更ではなく、正しい実装と規制当局との建設的な対話、慎重な運用が不可欠であることが裏付けられました。Googleは今後も公正取引委員会や業界と連携し、安全で有用な製品提供を継続していくとしています。
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