Googleは、GeminiをGmailやGoogleフォト、YouTube、検索とワンタップで連携し、個人の状況に即した回答を生成する「パーソナルインテリジェンス」を米国でベータ提供開始しました。 連携はユーザーが任意でオンにでき、接続するアプリを細かく選択可能です。 これにより、複数の情報源を横断して推論し、メールや写真、動画から具体的な情報を引き出して質問に答える体験が実現します。 セットアップはシンプルで、安全性に配慮した設計とされています。 最適な候補の提示や価格と評価の整理など、日常の意思決定を短時間で支援します。
活用例としては、車のタイヤ交換に必要なサイズ確認や候補モデルの比較、ナンバープレート番号の取り出し、Gmailから車種トリムの特定まで、散在する個人データを横断して即時に回答を提示します。家族旅行の計画では、Gmailとフォトにある過去の旅程や興味を踏まえ、混雑しやすい観光スポットを避けた代替案や、移動手段、アクティビティの提案までつなげます。テキスト、画像、動画を組み合わせた回答により、単なる検索結果の寄せ集めにとどまらない、状況適合度の高い提案が可能になりました。
プライバシーはデフォルトで接続オフから始まり、いつでもオンオフを切り替えできます。有効化後は、Geminiが接続アプリ内のデータにアクセスして特定のリクエストに応答しますが、Gmailの受信トレイやGoogleフォトのライブラリから直接学習することはありません。モデルの品質向上は、特定のプロンプトや応答といった限定的な情報に基づく訓練で行われ、個人データはフィルタリングの工程を経た上で扱われます。回答では、どの情報源を用いたかの引用や説明が示され、必要に応じて追質問や訂正が可能です。健康など敏感な話題にはガードレールを設け、ユーザーの意図に沿った安全な応答を目指します。
一時的にパーソナライズなしで会話したり、特定チャットの返信をパーソナライズなしで再生成することもできます。過剰なパーソナライズや誤答が見られる場合は、その場で訂正を入力し、フィードバックを送ることで改善に寄与できます。ゴルフ写真の多さを好みと誤解するなど、微妙な文脈を外す可能性がある点も明示されており、今後も研究と改善が継続されます。
提供はまず米国のGoogle AI ProおよびAI Ultra加入者に今後1週間で順次展開されます。有効化するとWeb、Android、iOSで利用でき、Geminiモデルピッカー内のすべてのモデルに対応します。 今後は対象国や無料枠へ段階的に拡大し、検索のAIモードにも導入予定です。 現時点では個人のGoogleアカウント向けで、Workspaceのビジネス、エンタープライズ、教育ユーザーは対象外です。 設定から「パーソナルインテリジェンス」をオンにし、接続するアプリを選べばすぐに利用を開始できます。






















