航空機内におけるモバイルバッテリーの取り扱いについて、各国の航空会社および国際機関が規制を強化しています。発火や過熱といった事故の増加を背景に、持ち込み個数や使用方法に関するルールが見直されています。
航空会社ごとに持ち込み制限を強化
米国の航空会社では、モバイルバッテリーの持ち込みに関する独自ルールの強化が進んでいます。
American Airlinesは2026年5月から、機内に持ち込めるモバイルバッテリーを最大2個までとし、容量は100Wh以下に制限しています。また、機内での充電についても制限を設けています。Southwest Airlinesは、1人あたり1個までとする制限を導入しているほか、頭上の収納棚への保管を禁止し、手元での管理を求めています。
米国連邦航空局であるFederal Aviation Administrationによると、リチウムイオン電池に関連する発火や過熱の事故は年間で50件以上報告されています。機内での安全性確保の観点から、各航空会社が対策を強化しています。
国際機関が定める基準
国際的な航空輸送の指針は、International Air Transport AssociationおよびInternational Civil Aviation Organizationが定めています。
これらの基準では、モバイルバッテリーの機内持ち込みについて以下のように規定されています。
・100Wh以下のバッテリーは持ち込み可能です
・100Whから160Whのバッテリーは航空会社の許可が必要です
・160Whを超えるバッテリーは持ち込みできません
また、モバイルバッテリーは預け入れ荷物に入れることはできず、機内持ち込みが必須とされています。
日本の航空会社も制限を明示
日本国内の航空会社も同様の基準を採用しています。Japan Airlinesは、モバイルバッテリーの機内持ち込みを最大2個までとし、容量制限を設けています。All Nippon Airwaysも同様に、100Wh以下のバッテリーの持ち込みを認める一方、100Whを超える場合は制限を設けています。また、いずれも預け入れ荷物としての取り扱いは禁止しています。
レポート/DXマガジン編集部





















