旅行や出張時の手荷物を省スペース化する衣類専用自動圧縮サービス「Pocket Tips」の本格導入に向け、日本空港ビルデング株式会社と株式会社 SJOYが共同開発を開始しました。研究開発拠点「terminal.0 HANEDA」における実証実験の成果を踏まえ、羽田空港での検証結果を起点に成田、熊本、那覇の各空港と連携してサービス設計を進めます。2026年1月に羽田空港で実施した実証では、利用者から利便性に関する評価が集まり、空港内サービスとしての有効性が確認されています。あわせて、サービス改善に役立つ具体的な意見が寄せられ、機能や運用の磨き上げにつながる材料が得られました。今後は各空港の利用特性や利用者ニーズを丁寧に分析し、さらなるサービス向上に向けた検証を重ねる計画です。日本空港ビルデングとSJOYは、空港利用者の快適な移動体験の創出に貢献する方針です。
「Pocket Tips」の特徴と実証で見えたニーズ
「Pocket Tips」は、洋服などの衣類を専用の自動圧縮機に入れるだけで、約1分で手のひらサイズに圧縮できる点が特徴です。衣類そのものを自動で圧縮するため、追加の資材が不要でゴミを出さずに利用できます。圧縮によりスーツケース内に新たな収納スペースを生み、荷物に関する負担を軽減します。衣類の大きさによっては最大で7分の1サイズまで圧縮可能とされています。これまで4空港で行った実証実験のアンケートでは、約400名の回答者のうち約7割が荷物の収納スペース不足でお土産の追加購入を断念した経験があると回答しました。旅行中の荷物や収納スペースに対する課題が具体的に可視化され、圧縮ニーズの高さが裏付けられています。
共同開発の狙いと空港での導入見通し
共同開発では、羽田空港の実証で得られた課題の改善に取り組みます。加えて、首都圏の成田空港やt.0参画企業である熊本、那覇空港の利用特性を踏まえ、導入に適したサービス設計を進めます。2026年4月1日に公表された機内持ち込み手荷物に関する新たなガイドラインへの対応も視野に入れ、スムーズな搭乗手続きや定時運航の実現に資する運用を検証します。各空港との連携を通じて価値向上を図り、羽田空港をはじめとした各空港での本格展開を目指します。さらに将来的には、宿泊施設やアパレル分野など空港以外の利用シーンへの展開も視野に入れています。空港を主要テーマとする研究開発拠点「terminal.0 HANEDA」には多様な企業や団体、大学が参画しており、異業種連携による研究開発が継続しています。
詳しくは「日本空港ビルデング株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















