熊本市内で、AI旅行計画アプリ「ぷらる」を活用した公共交通による周遊促進の実証事業が始まります。開始日は2026年10月10日で、バス時刻表に対応したAIルート提案機能が同日に公開されます。実証は一般財団法人熊本国際観光コンベンション協会と株式会社Plaruの連携で、熊本県の令和8年度UXプロジェクト実証実験サポート事業に採択された取り組みです。熊本市内39か所を対象に「熊本スタンプラリー」も開催し、観光客と県民の市内回遊を促します。背景には、中心市街地の交通渋滞と熊本城への来訪集中があり、公共交通を使った移動計画と周辺スポット発見を一体で支援します。主要観光地から「もう1か所」への訪問を後押しし、滞在や消費の拡大効果をデータで検証します。
実証のポイントと狙い
熊本市では移動の円滑化が課題とされ、熊本城来訪後に市外へ流出する傾向も示されています。今回の実証は、観光情報と公共交通の時刻表を組み合わせ、限られた時間でどの順序で巡れるかを具体化します。公共交通データの公開が進む熊本の環境を生かし、熊本市電やバス事業者の情報を活用したルート検証が可能です。地域と連携する一般財団法人熊本国際観光コンベンション協会や、実証フィールドサポーターのチャリチャリ株式会社との協力により、多様な移動手段を視野に入れた観光体験づくりを進めます。提案にとどめず、アプリの利用状況やアンケートで訪問につながったかを検証し、関係者の情報発信やサービス改善への活用可能性を探ります。熊本で得た知見は、阿蘇、天草、県南地域など県内展開も見据えています。
公開機能とスタンプラリーの概要
AIルート提案は、出発地や到着地、可処分時間、興味に応じて公共交通を含めた観光ルートを提示します。2026年10月10日の公開時はバスに中心対応し、実証期間中に連携拡大を目指します。位置情報を用いた熊本スタンプラリーは熊本市内39か所が対象で、スポット訪問でデジタルスタンプを取得できます。参加は無料で、対象3か所のスタンプ取得で景品応募が可能です。景品はAmazon eギフトカード5,000円分が20名に当たります。参加手順は、スマートフォンに「ぷらる」をダウンロードし、対象スポットを確認し、現地でスタンプを取得し、3か所分を集めてアプリから応募するという流れです。期間は2026年10月10日から2027年2月28日までで、熊本市内中心のスポットが舞台です。
今後の展望と実装体制
本実証は、公共交通を活用した観光ルートの使いやすさと周遊促進効果を検証することを目的としています。検証で得たデータを分析し、観光関係者や交通事業者の施策改善に資することを目指します。チャリチャリ株式会社との連携により、シェアサイクルを含む多様な移動手段の案内やルート提案への拡張も検討します。旅行者が目的に応じて移動方法を柔軟に選べる環境を整え、熊本市内での回遊性向上に取り組みます。県内で類似課題を抱える地域への横展開も視野に、熊本での実証により効果と持続可能性を確かめます。開始は2026年10月10日、主催は株式会社Plaruと一般財団法人熊本国際観光コンベンション協会で、熊本県の支援事業として実施されます。
詳しくは「株式会社Plaru」の公式ページまで。レポート/DX




















