N-ARKは2023年6月7日、海上都市の事業構想を発表しました。海洋に新たな経済圏を構築し、テクノロジを駆使した医療体制や食料生産体制も整備します。2024年3月に開催するイベント「浜名湖花博2024」に合わせ、静岡県浜松市の浜名湖で実証実験も進めます。
その他、自然災害発生時には被災者を受け入れたり、高度教育を実証したりする用途も見込みます。
「Dogen」と呼ぶ都市OSを採用するのも特徴です。暮らしや医療を支えるプラットフォームを構築し、必要なサービスを開発、提供しやすくします。なお、プラットフォームの運用には海中のデータセンターを使います。暮らしに必要なさまざまな情報を一元管理するほか、ヘルスケア情報の分析や創薬シミュレーションなどにも使われます。海水を使って冷却し、電力消費量を抑えるのも特徴です。サイズは20m×3.18mで、内部に1782基のサーバーを搭載します。
ヘルステックやアグリテックなどを駆使し、街全体をDX化するユニークな取り組み。今後は各種POCを進めるとともに、サンドボックスによる事業選定と採択などに取り組みます。静岡県浜松市で実施予定のイベント「浜名湖花博2024」の開催に合わせ、2024年3月には浜名湖上で建築物などを使った実証実験も進める計画です。
海上都市建設の規制緩和や法案成立などを見込み、2030年には第1号となる海上都市「Dogen City」を具現化する計画です。