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相次ぐ値上げは消費行動にどう影響? 130万人のレシートから平均購入額を調査

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東芝データは2023年5月10日、買い物動向に関する調査結果を発表しました。130万人のレシートデータをもとに、平均購入額や単価、買い上げ数量を調べています。

 平均購入額の推移を示しているのが図1です。1人が1日1店舗で購入した額をもとに算出しています。
図1:1人1日1店舗あたりの平均購入金額

図1:1人1日1店舗あたりの平均購入金額

 2023年4月の平均購入額は2714円でした。これは昨年同月の2574円から140円アップしています。なお、これまで減少傾向だった2023年2月から一転、3月、4月と平均購入額が増加しています。  平均購入額が増加した要因は、平均単価と平均買い上げ数量の推移を見ると分かります。平均単価と平均買い上げ数量(1人1日1店舗)の推移を示しているのが、それぞれ図2と図3です。
図2:平均単価

図2:平均単価

図3:1人1日1店舗あたりの平均数量(点/人・日・店)

図3:1人1日1店舗あたりの平均数量(点/人・日・店)

 平均購入額が増加しているのは、平均単価が約4.1%(約+8.8円)増加したこと、さらに平均買い上げ数量が約1.3%(約+0.2点)増加したことが主な要因です。平均単価だけではなく、購入数量の増加も平均購入額の引き上げに大きく影響していると推察できます。  なお2023年5月は、食料品や飲料、日用品など800品目以上の値上げが予定されています。原材料価格高騰・物流コスト上昇などが断続的に価格へ反映されていますが、消費にどう影響するのか。今後の購入額などの推移に注意する必要があります。  今回の調査は、同社が開発した「スマートレシート」を利用して金額などを割り出したものです。「スマートレシート」はレシートを電子化し、データとして購入商品や買い物額などを管理できるようにするサービス。利用者は紙のレシートを保管せずに、スマートフォンなどを使って購入履歴を把握できます。食費や日用品など、9つの家計費目に自動集計する機能などを備えます。
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