中電工は人事システムを刷新し、Works Human Intelligence(WHI)が提供する「COMPANY」を採用しました。人事業務の効率化とDX推進を図るのが狙いです。WHIが2023年11月1日、発表しました。
中電工は電気や空調、給排水、情報通信などの工事や施工設計を手掛ける企業。中国地方を中心に東京・大阪などの都市圏で事業を展開し、従業員数は3500人以上を数えます。
そんな同社は「中期経営計画2024」を策定。重要施策として働き方改革とDX推進を掲げています。しかし足元に目を向けると、人事・給与領域では自社開発の基幹システムを30年間も運用。老朽化による運用負荷増加が課題となっていました。システムの運用や改善に伴う改修コストの増加も足かせとなっていました。
一方、人事データが散在しているのも課題でした。基幹システムのほかに評価や昇給、資産管理などの各システムを運用し、それぞれに人事データを格納していました。そのため、人事データを分析、活用するといった取り組みを打ち出しにくい状況でした。
そこで同社は、こうしたシステム構造がDXの推進を阻害しているとし、人事・給与システムの刷新を決断。検討の結果、WHIの「COMPANY 人事・給与」「COMPANY Web Service」「CWSスマートデバイス」「COMPANY Talent Management」を採用しました。標準機能のみでカスタマイズせずに自社の人事・給与業務をサポートできる点や、将来的な法改正やトレンドの変化に追加コストなしで追従できる点を評価しました。

「COMPANY」導入により、これまで基幹システムでカバーしきれず分散していた各種システムを集約。人事情報を1つのデータベースに一元化しました。今後の人材育成や人材配置を検討する際のデータ分析基盤としての活用を見込みます。
給与計算や評価などの各種業務を1つのシステム上に完結することで、業務の効率化も見込みます。紙の書類をやり取りしたり、データを別システムに連携したりする手間をなくします。
なお、「COMPANY」は法改正や企業環境などの変化に対応するための機能強化を定額の保守料でサポートします。これにより同社は、余計なコストを投じることなく数十年先の変化に耐えるシステム環境を実現しました。
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株式会社Works Human Intelligence
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