Ms.Engineerは2022年6月10日、働く女性を対象にしたリモートワークの意識調査結果を発表しました。リモートワークの有無が仕事選びにどう影響するのかなどを調査しています。
リモートワークなしで完全に出社している人に、転職を考えているかを聞いた結果が図1です。
via ms-engineer.jp
「今すぐしたい」が58.3%でもっとも多く、半数を超えています。「今から1~2年以内にしたい」が25.0%、「今から5年以内にしたい」が16.7%で、「5年以内に転職は考えていない」は0%という結果でした。回答者全員が転職意向があることが分かります。
現在の働き方が結婚や育児などのライフイベントと両立可能かどうかを聞いた結果が図2です。リモートワーク主体の人と出社が主体で比較しています。
via ms-engineer.jp
完全にリモートワーク、もしくはリモートワークの方が多い人の場合、「そう思う」と答えた割合は48.7%でした。半数近くの人が両立できると考えています。これに対し、完全に出社、もしくは出社する方が多い人の場合、「そう思う」と答えた割合は4.5%にとどまります。リモートワークによる働き方が、ライフイベントを支える上で重要なファクターになっていることが読み取れます。
リモートワークを導入しているか否かが会社選びのポイントになるかを聞いた結果が図3です。
via ms-engineer.jp
「リモートワークが週の大半できればなる」がもっとも多く47.5%を占めます。「フルリモートであればなる」(32.8%)を合わせると、約8割の人がリモートワーク主体の働き方であることが会社を選ぶポイントになると回答しています。
なお、リモートワークを実施したことで「実はこれは無駄だった」と気づいたことを聞いた結果が図4です。
via ms-engineer.jp
無駄なものには、「通勤時間」「出社用の服代」「会議室の移動や準備」「真面目にがんばっているアピール」「ランチ代」「必ず顔を合わせた方が効率がよい、という固定観念」などの声がありました。
調査概要 | |
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調査方法 |
インターネット調査
(Ms.Engineerの公式Twitter,LINE,Instagram経由及び紹介の回答)
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調査対象 | 20代~60代の全国の女性61名(全国調査) |
調査実施日 | 2022年6月2日~6月5日 |
調査主体 | Ms.Engineer株式会社 |
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