ポルトガルと北ヨーロッパを結ぶ脱炭素航路「グリーン回廊」の開発に向けて、新たな覚書が締結されました。株式会社商船三井は、Madoqua Renewables Holdingと共にこのプロジェクトに取り組み、低炭素燃料を使用してGHG(温室効果ガス)排出量を抑える海上輸送モデルの構築を目指しています。
この取り組みは、商船三井の2050年までにGHG排出量をネットゼロにする環境ビジョンの一環であり、持続可能な未来の実現に向けた重要なステップと位置づけられます。
グリーン回廊の開発には、金融機関やターミナル運営者、学術政策機関など、多様な業界のリーダーが参加し、エネルギー転換のバリューチェーン全体を通じて持続可能性の向上を目指しています。これにより、各分野からの専門知識を結集し、新たな可能性を創出する機会が生まれます。また、Madoquaは再生可能エネルギーと持続可能なインフラプロジェクトを手掛け、グリーン水素やグリーンアンモニアの生産にも関与しています。
新たな覚書が締結されることで、国際的なパートナーシップが強化され、持続可能な物流システムの進化が期待されます。今後、EUの気候目標を支援し、世界のグリーン燃料産業の推進に寄与することが求められています。こうした努力が、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。詳しくは「株式会社商船三井」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部香田