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モーションキャプチャでスポーツ時の動きを改善、凸版印刷がラボ開設でトレーニングサービス創出を支援

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凸版印刷は2021年10月29日、スポーツによる運動能力向上と健康増進を支援する「トッパン・スポーツサイエンスラボ」の開設を発表しました。データを解析するトレーニングシステムを使ったトレーニングサービス創出の場として、企業や団体の共創機会創出を支援します。

 「ループ型動作トレーニングシステム」と呼ぶ独自システムを活用するのが特徴です。これは同社の高精細な画像データ処理技術や、形状を正確にデジタル化する計測技術をなどを使い、日本体育大学と共同開発したもの。複数アスリートをモーションキャプチャし、動きを規格化/平均化した標準モデルと運動者の動きを比較することで改善点を抽出できるようにします。標準モデルをお手本にすることで、動作の中で見直すべき点を適切に見極められるほか、効率的な動作向上を期待できます。
図1:お手本となる「マスターモーションライブラリ」のモ...

図1:お手本となる「マスターモーションライブラリ」のモデルイメージ

 システムを導入する「トッパン・スポーツサイエンスラボ」は、人の動きに関する研究を推進するための施設。ループ型動作トレーニングシステムを使い、計測/分析データのライブラリー化を進めます。まずは日本体育大学と連携し、野球やバスケットボール、テニス、陸上などの主要スポーツの標準モデルを作成します。  ラボでは具体的に、次の分析・計測などを実施します。
・ループ型動作トレーニングシステム 「ゴルフモデル」
ゴルフモデルとゴルフ弾道計測器を使い、ゴルフのスイング動作センシングと弾道計測を実施します。
図2:ゴルフスイングの動作を計測する例

図2:ゴルフスイングの動作を計測する例

・スポーツ戦術解析システム「卓球モデル」
卓球台全体をトラッキングしたセンシングシステムによるボールの軌跡、スピン量の計測を実施します。
図3:卓球台上のボールの動きを計測する例

図3:卓球台上のボールの動きを計測する例

・スポーツパフォーマンス分析
マーカーレスモーションキャプチャシステム、フィンガートラッキングシステム、ボールやシューズなどのセンシングシステムによる動作の計測と動作分析を実施します。  同社は「トッパン・スポーツサイエンスラボ」を、さまざまな企業や団体、大学などの教育機関との共創の場と位置付けます。新たな運動能力向上に資するサービスの開発を進めていく考えです。同時に教育機関やスポーツクラブ、スポーツチーム、スポーツ用品メーカー向けに、「ループ型動作トレーニングシステム」や「マスターモーションライブラリ」を提供する予定です。「ループ型動作トレーニングシステム」を基にしたサービスで、2023年度に20億円の売上目標を掲げます。

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