ユームテクノロジージャパンは2022年8月25日、営業に関する調査結果を発表しました。2022年卒の営業職に就く新入社員を対象に、営業をどう考えているのかを聞いています。
まず、アンケート回答者が「営業職」に配属された経緯を聞いた結果が図1です。
via umujapan.co.jp
結果は「営業職を志望した」がもっとも多く67.9%を占めます。「研修期間として一時的に配属された」や「他職種を志望したが、通らなかった」といった理由は1割未満です。
営業職を志望した人は、どんな理由で志望したのか。前問で「営業職を志望した」と答えた人に聞いた結果が図2です。
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「コミュニケーション能力を鍛えられる」が50.9%でもっとも多く、「自分の成果が評価される」(43.9%)、「色々な人と出会える」(43.9%)といった理由が続きます。
自由回答には次の理由を挙げた人もいます。
・転職のしやすさが変わる。
・性格的に向いていると思った。
・自分の性格と向いていそう。
・成長できるから。
・出世しやすい。
・成績で表彰されるため。
・自分の裁量のもとで働ける。 では入社してから2カ月経った段階で、営業職に不安があるか。その結果が図3です。
・転職のしやすさが変わる。
・性格的に向いていると思った。
・自分の性格と向いていそう。
・成長できるから。
・出世しやすい。
・成績で表彰されるため。
・自分の裁量のもとで働ける。 では入社してから2カ月経った段階で、営業職に不安があるか。その結果が図3です。
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結果は「かなりあった」が45.2%と約半数を占めます。「ややあった」(32.1%)を合わせると、8割近くの新入社員が営業職に不安を感じていることが分かります。
具体的にどんな不安があるのか。前問で「かなりあった」、「ややあった」と答えた人に聞いた結果が図4です。
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「緊張してしまう」が55.4%でもっとも多く、「商談の進め方がわからない」(49.2%)、「うまく商品説明できない」(43.1%)が続きます。
そのほか、自由回答の中には次の不安を上げる人もいます。
・コロナ禍で、アポが取りにくい。
・お客様の反応が薄い。
・担当店舗が多い。
・製品知識がない。
・知識の習得。
・知らないこと、分からないことが多すぎる。
・人見知りだから自分にできるかがとても不安。 営業をどんな方法で学習しているかも聞いています(図5)。
・コロナ禍で、アポが取りにくい。
・お客様の反応が薄い。
・担当店舗が多い。
・製品知識がない。
・知識の習得。
・知らないこと、分からないことが多すぎる。
・人見知りだから自分にできるかがとても不安。 営業をどんな方法で学習しているかも聞いています(図5)。
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「新人研修」が60.7%でもっとも多く「ロープレ」(42.9%)、「営業同行」(42.9%)と続きます。
調査を実施したユームテクノロジージャパンは、「営業未経験」の境遇から「売れる営業の型がわかり、営業が楽しくなる」といった実体験を取り上げた研修を取り入れることで、営業職で悩んでいるZ世代の解決の糸口になると分析します。
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