UZUZは2022年12月7日、リスキリングに関する調査結果を発表しました。同社の学習支援サービスを利用する134人を対象に、リスキリングの状況や目的などを聞いています。
リスキリングの目的を聞いた結果が図1です。
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「業務スキル向上、業務効率化のため」が37.9%でもっとも多く、「現職でのキャリアアップのため(昇格、異動)」(22.0%)、「転職のため」(18.9%)が続きます。
どれくらい学習時間を割いているのかを聞いた結果が図2です。
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「月に10時間以上20時間未満」が32.8%を占めます。2位は「月に10時間未満」(29.1%)で、20時間未満の人が約6割という結果でした。一方、「月に60時間以上」は11.9%で、約10人に1人は月に60時間もの時間を割いて勉強していることが分かります。
ではいつ学習しているのか。その結果が図3です。
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「就業後」は41.9%でもっとも多く、「休日」(30.0%)、「通勤中」(11.5%)が続きます。
これまでリスキリングにかけた費用の総額を聞いた結果が図4です。
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「3万円未満」が59.7%で半数以上を占めます。2位は「3万円以上20万円未満」(30.6%)、3位は「20万円以上50万円未満」(5.2%)で、総額が増えるにつれて割合は低くなっています。
リスキリングで学んだことが業務などに活用できるているのかを聞いた結果が図5です。
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「ある程度は活用できている」が41.8%でもっとも多く、「非常に活用できている」(17.2%)、「やや活用できている」(23.1%)を合わせると約8割の人が活用できているといいます。
リスキリングに取り組む上での課題を聞いた結果が図6です。
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もっとも多かったのは「効率的な学習方法がわからない(どのようなツール、教材を使用したら効率的にリスキリングできるのかわからない)」で31.2%を占めます。「有効な学習対象がわからない(何を学習したら自分の目的が達成できるのかわからない)」(21.1%)、「学習時間をどのように確保したらいいのかわからない」(19.3%)といった回答の割合も高く、学習方法やノウハウなどが分からない人は少なくないようです。
どんなサポートがあればリスキリングを効率的に進められるようになると思うのかを聞いた結果が図7です。
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「学習効果の改善(わからないこと、理解が浅いことを解消)」がもっとも多く、24.3%を占めます。2位は「リスキリングの目的、目標の整理」(19.0%)、3位は「リスキリングの具体的な学習内容、スケジュール策定」(17.5%)でした。前問の課題を解消する方法などを支援する仕組みやサービスを期待する声が多いようです。
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