学情は2022年3月15日、「2022年4月入社の新入社員の勤務形態」に関する調査結果を発表しました。企業の人事担当者354人を対象に聞いた結果です。新入社員の勤務形態やOJTの課題などを聞いています。
2022年4月に入社する新入社員の勤務形態を聞いた結果が図1です。
「出社」が58.8%を占め、「出社とテレワークを組み合せ」が31.9%で続きます。なお、新入社員以外の勤務形態は、6割以上の企業が「テレワークを実施している」と回答しています(図2)。テレワーク実施企業でも新入社員に限っては、入社直後は「出社」させる企業が多いことが分かります。
人事担当者が答えた主な出社理由は次の通りです。
・テレワークだけでは、OJTが難しい
・テレワークは新しいことを習得するのに向かないと思う
・昨年や一昨年など、入社直後からテレワークをしていた社員のアンケートを見て、出社の意義を再認識した
・感染症対策のノウハウも蓄積できているので、出社と感染症対策は両立できると考えている
・仕事に慣れたり、社内の雰囲気を掴んでもらうために、基本的には出社での勤務を予定している
・入社直後は先輩社員とのコミュニケーションが大切だと思う
・リアルでの研修のほうが、理解度を確認しながら進めることができ、早く仕事に慣れてもらえると思う
・オンラインでも可能な研修はテレワークも取り入れるものの、質問のしやすさも考慮し原則は出社
・先輩社員との人間関係が築けないままテレワークとなると、コミュニケーションを図りにくいと思う 若手社員がテレワークを実施する際の課題はどこにあるのか。その結果が図3です。
・テレワークだけでは、OJTが難しい
・テレワークは新しいことを習得するのに向かないと思う
・昨年や一昨年など、入社直後からテレワークをしていた社員のアンケートを見て、出社の意義を再認識した
・感染症対策のノウハウも蓄積できているので、出社と感染症対策は両立できると考えている
・仕事に慣れたり、社内の雰囲気を掴んでもらうために、基本的には出社での勤務を予定している
・入社直後は先輩社員とのコミュニケーションが大切だと思う
・リアルでの研修のほうが、理解度を確認しながら進めることができ、早く仕事に慣れてもらえると思う
・オンラインでも可能な研修はテレワークも取り入れるものの、質問のしやすさも考慮し原則は出社
・先輩社員との人間関係が築けないままテレワークとなると、コミュニケーションを図りにくいと思う 若手社員がテレワークを実施する際の課題はどこにあるのか。その結果が図3です。
「モチベーションの状態をつかみにくい」の回答が75.4%でもっとも多く、「報連相などのコミュニケーション不足」(69.3%)、「作業の進捗状況や成果の把握が難しい」(62.1%)が続きます。「テレワークだと、体調やメンタル面の調子が分かりにくい」「どんなことを相談して良いか分からず、テレワークでは質問しにくいという社員が多い」などの声もありました。