調査・リサーチ

    2022.03.15

    リスキリング最大の課題は“社員のモチベーション維持”/コーチングサービスのZaPASS JAPAN調べ

    ZaPASS JAPANは2022年3月8日、「リスキリング(学び直し)に関するアンケート」を実施した結果を発表しました。同社は、「ZaPASS(ザッパス)コーチングサービス」などのオンラインコーチングを提供しています。調査は、日本企業の経営・人事・総務にかかわる会社員(人事総務担当者)を対象に行われ、213名から回答を得ました。リスキリングの課題として、最多は「社員のモチベーションの維持」という結果になりました。そして7割以上が、コーチングはリスキリングに役立つと回答しました。

     調査の概要は、以下の通りです。

    ・調査対象:日本企業に勤めている経営・人事・総務に関わる会社員
    ・調査方法:Web
    ・実施時期:2022年2月24日〜3月1日
    ・有効回答数:213件

     主な調査結果として、以下が挙げられています。

    ●約7割の会社がリスキリング(学び直し)実施に興味関心あり
    ●現在リスキリングを実施している会社は約3割
    ●リスキリングの実施理由は「社員のキャリアデザインを支援するため」「社員によってITスキル、リテラシーにばらつきがあるため」
    ●約5割が「コーチング」のリスキリングを実施
    ●リスキリング実施時の課題は「社員のモチベーションの維持」が最多
    ●社員からの相談内容は「学習方法がわからない」「どんなスキルを学習すればいいかわからない」「​​どのくらいの期間取り組めばいいのかわからない」など
    ●7割以上が「社員がコーチングを受けることは、リスキリングの効果促進に役立つ」と回答
    ●コーチングに期待するのは、目標や行動の明確化
    ●約7割がリスキリングの学習内容としてコーチングを導入することにも興味あり


     以下に、それぞれの調査結果を紹介します。

    ●約7割がリスキリング実施に興味関心あり
     まず、所属する会社がリスキリング実施に興味関心があるかをたずねました。「とてもある」と「ややある」が合わせて67.1%と、7割近くの会社がリスキリングに興味関心があることが分かりました。

    ・「とてもある」:35.2%
    ・「ややある」:31.9%
    図1:「あなたの会社はリスキリング(学び直し)実施に興...

    図1:「あなたの会社はリスキリング(学び直し)実施に興味関心がありますか。」/ZaPASS JAPAN調べ

    ●現在実施している会社は約3割
     次に、「会社はリスキリングを社員に対して行っているか」たずねた結果(n=213)は、以下の回答順となりました。

    ・「現在実施している」:32.9%
    ・「実施したことはなく、今後実施する意向はない」:24.4%
    ・「実施したことはないが、今後実施予定」:13.6%
    ・「実施したことがあるが、現在はしていない」:11.3%
    (・「わからない・未定」:17.8%)

    ●リスキリングの実施理由
     リスキリングに関心がある理由・背景を複数回答可でたずねたところ(n=143)、以下の結果が上位となりました。

    ・「社員のキャリアデザインを支援するため」:59.4%
    ・「社員によってITスキル、リテラシーにばらつきがあるため」:55.9%
    ・「コロナ禍によってテレワークが主流になったため」:50.3%
    図2:「リスキリングに関心がある理由・背景について当て...

    図2:「リスキリングに関心がある理由・背景について当てはまるものを選択してください。」/ZaPASS JAPAN調べ

    ●約5割が「コーチング」のリスキリングを実施
     どのような分野のリスキリングを実施しているかたずねた結果は、以下が上位となりました。

    ・「マネジメント」:66.7%
    ・「経営全般(MBA)」:52.0%
    ・「コーチング」:47.2%
    図3:「どのような分野のリスキリングを実施していますか...

    図3:「どのような分野のリスキリングを実施していますか。」(複数回答可)/ZaPASS JAPAN調べ

    ●リスキリング実施時の課題は「社員のモチベーションの維持」が最多
     また、「リスキリング実施時の課題として当てはまるもの」を複数回答可でたずねたところ(n=123)、以下の結果となりました。

    ・「社員のモチベーションの維持」:62.6%
    ・「効果の測定」:61.0%
    ・「時間の確保」:61.0%
    ・「予算の確保」:45.5%
    ・「課題はない・わからない」(他選択肢と同時選択不可):2.4%
    ・「その他」:0.0%

    さらに、「リスキリングの課題を感じた、社員からの声やフィードバック」として自由記述式で回答してもらった結果が以下(一部抜粋)です。

    ・モチベーションが上がらない
    ・全体的に執り行うことに懐疑的
    ・業務とのバランス
    ・時間が取れない
    ・勤務時間外での拘束される時間に不満がある

    ●社員からの相談内容は「学習方法がわからない」「どんなスキルを学習すればいいかわからない」「​​どのくらいの期間取り組めばいいのかわからない」など
     調査では、「リスキリングに関して社員からどんな相談があるか」も聞きました(n=123)。以下が、上位の結果となりました。

    ・「学習方法がわからない」:50.4%
    ・「どんなスキルを学習すればいいかわからない」:48.0%
    ・「どのくらいの期間取り組めばいいのかわからない」:48.0%

    ●7割以上が「社員がコーチングを受けることは、リスキリングの効果促進に役立つ」
     社員がコーチングを受けることは、リスキリングの効果促進に役立つと思うかたずねました。「とても思う」と「やや思う」が合わせて75.1%と、回答の7割以上がコーチングはリスキリングに効果的だと考えていると分かりました。
    図4:「社員がコーチングを受けることは、リスキリングの...

    図4:「社員がコーチングを受けることは、リスキリングの効果促進に役立つと思いますか。」/ZaPASS JAPAN調べ

    ●コーチングに期待するのは、目標や行動の明確化
     コーチングがリスキリングの効果促進に役立つと思う理由をたずねたところ、以下が上位となりました。

    ・「リスキリングにおける目標を明確にできるから」:64.4%
    ・「目標達成のための行動を明確にできるから」:51.2%
    ・「リスキリングの目的を明確にできるから」:48.1%
    図5:「社員がコーチングを受けることが、リスキリングの...

    図5:「社員がコーチングを受けることが、リスキリングの効果促進に役立つと思う理由を教えてください。」(複数回答可)/ZaPASS JAPAN調べ

    ●約7割がリスキリングの学習内容としてコーチングを導入することにも興味あり
     また、リスキリングの学習内容としてコーチングを導入することに興味はあるかたずねました。「とてもある」と「ややある」が合わせて68.6%と、約7割が興味があると回答しました。加えて、「コーチングスキルはどんな業務の役に立つと思うか」複数回答可でたずねたところ(n=213)、以下の結果が上位となりました。

    ・「チームマネジメント」:59.6%
    ・「組織・人材開発」:57.7%
    ・「1on1」:37.6%
    図6:「リスキリングの学習内容としてコーチングを導入す...

    図6:「リスキリングの学習内容としてコーチングを導入することに興味はありますか。」/ZaPASS JAPAN調べ

     コロナ禍を含む社会情勢の変化によって、働き方の多様化や技術の進展は、さらに加速しています。同社は今回、そうした変化に伴って重要性が再認識されている「リスキリング(学び直し)」について、企業の実態を調査しました。

     同社が提供する法人向けコーチングサービス「ZaPASS for Enterprise」では、組織のステージや規模に応じた多様な組織課題に合わせて、カスタマイズしたプランを提案・提供しています。同社は今後も、コーチングを通じて、企業社員のキャリアプランやモチベーションのサポート、さらに組織の活性化やビジョン達成を支援していきます。
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