SaaS管理ツール「メタップスクラウド」を提供するメタップスは2022年2月8日、企業の情報システム担当者を対象に実施した調査の結果を発表しました。調査は、中小企業(従業員数50名〜500名)の情報システム部門所属の会社員(以下、「情シス」)507名に対し、「情シス」の本音調査として行われました。結果として、約半数の情シスが、「適切な評価を受けていない」「ITに関する“便利屋”として使われている」など嘆きの声を上げていることが明らかとなりました。
メタップスが今回実施した調査の概要は、以下の通りです。
・調査概要:「情シス」の本音調査
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2022年1月7日〜同年1月9日
・有効回答:中小企業(従業員数50名〜500名)の、情報システム部門所属の会社員507名 調査のサマリーとして、以下が挙げられています。 ●情シスの約半数が「適切な評価を受けていない」と不満
●情シスの約4割が「経営者が自社ITを理解してくれていない」と回答
●経営者が理解してくれないと感じる理由として、「経営者からITに関する“便利屋”として使われている感覚がある」が52.5%で最多 以下にそれぞれの調査項目を紹介します。 最初に、情報システム担当者として「必要なIT投資を十分に受けられているか」を聞きました。
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2022年1月7日〜同年1月9日
・有効回答:中小企業(従業員数50名〜500名)の、情報システム部門所属の会社員507名 調査のサマリーとして、以下が挙げられています。 ●情シスの約半数が「適切な評価を受けていない」と不満
●情シスの約4割が「経営者が自社ITを理解してくれていない」と回答
●経営者が理解してくれないと感じる理由として、「経営者からITに関する“便利屋”として使われている感覚がある」が52.5%で最多 以下にそれぞれの調査項目を紹介します。 最初に、情報システム担当者として「必要なIT投資を十分に受けられているか」を聞きました。
via metaps.com
「全くそう感じない」(9.2%)、「あまりそう感じない」(38.5%)を合わせて、情シスの約半数(47.7%)が「必要なIT投資を十分に受けられていない」と回答しました。
次に、「自社のITについて、経営者に相談や提案ができているか」聞きました。
via metaps.com
「ほとんどない」(11.5%)、「あまりない」(31.2%)を合わせて、4割強(42.7%)の情シスが「相談や提案できる環境がない」と回答しました。
調査ではまた、人事評価の観点で「適切な評価を受けていると思うか」を聞きました。
via metaps.com
「ほとんどそう感じない」(10.4%)、「あまりそう感じない」(35.9%)を合わせて約半数(46.3%)が、「適切な評価を受けていない」との回答でした。
また、「経営者は自社ITを理解してくれているか」たずねました。これについては、約4割(35.8%)が、「勤め先の経営者が自社ITを理解してくれていない」と回答しました。内訳は以下の通りです。
・「全くそう思わない」:7.8%
・「あまりそう思わない」:28.0%
・「あまりそう思わない」:28.0%
via metaps.com
そして、「理解してくれていない」と感じるのはどのようなときか、選択方式で聞いたところ、以下の回答が上位となりました。
・「ITに関する“便利屋”として使われている感覚がある」:52.5%、
・「自社ITについて、説明しても理解されない」:38.1%
・「自社にITの課題があるが、経営者が予算をおろしてくれない」:31.5%
・「自社ITについて、説明しても理解されない」:38.1%
・「自社にITの課題があるが、経営者が予算をおろしてくれない」:31.5%
図5:「Q5. Q4で「全くそう思わない」「あまりそう思わない」と回答した方にお聞きします。どのような場面で、経営者が自社ITについて理解してくれていないと感じますか。(複数回答)」(n=181)/メタップス調べ
via metaps.com
このように、経営者が理解してくれないと感じる理由として「経営者からITに関する “便利屋” として使われている感覚がある」が52.5%で最多の結果となりました。
さらに、「理解してくれていない」と感じるのはどのようなときか、自由回答方式でも答えてもらいました。「利益のみ追及し、新技術などへの投資をしない」や「突然人員を減らされ、その後の人員補充も無い」など、78の回答を得ることができました。
「Q6. Q4で「全くそう思わない」「あまりそう思わない」と回答した方にお聞きします。Q5で回答した以外に、経営者が自社ITについて理解してくれていないと感じる場面があれば、教えてください。(自由回答)」(n=181)/メタップス調べ | |
<自由回答・一部抜粋>
・55歳:利益のみ追及し、新技術などへの投資をしない。
・43歳:突然人員を減らされ、その後の人員補充も無い。
・43歳:つぎはぎのシステムなので、社員がどこか修正した際に、他への影響が想定出来ていない。
・43歳:ITに関連する作業で残業が発生しても理解されない。
・32歳:障害が発生しても、担当者のせいにされシステム側への投資はない。
・44歳:コスト、スケジュール、品質の3要素は、相関関係があるにも関わらず、全てに置いて、ベストを求めてくる。
・44歳:経営層がいまだに紙での管理を推し進めている。
・26歳:専門知識に関する価値が評価されず、人材教育に関する投資が極端に少ない。
・56歳:経営者のITリテラシー不足により、本題以外の説明に時間がかかる。
・58歳:必要な機材を提案しても安価な物にするように必ず指示され、結果性能が悪くなり何とかするよう無理な課題を更に与えられる。
・47歳:対応が場当たり的、局所的に感じる。
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今回の調査では、多くの情報システム担当者が、以下のような不満を抱えていることが明らかとなりました。
・経営者から適切な評価を受けられていない
・経営者からITに関する理解を得られていない
・経営者のIT理解不足により、自社のIT課題についての検討や投資も後回しにされ、意見を伝えられなくなっている その一方で、回答の中には「経営者から十分理解してもらえている」などの前向きな意見も一部ありました。 メタップスの提供する「メタップスクラウド」は、情シスの業務を軽減し、効率化することをコンセプトとしたサービスです。同社では、今後も情シスの実態を調査・発信し、企業のIT推進や業務改善に向けたサポートをしていきます。
・経営者からITに関する理解を得られていない
・経営者のIT理解不足により、自社のIT課題についての検討や投資も後回しにされ、意見を伝えられなくなっている その一方で、回答の中には「経営者から十分理解してもらえている」などの前向きな意見も一部ありました。 メタップスの提供する「メタップスクラウド」は、情シスの業務を軽減し、効率化することをコンセプトとしたサービスです。同社では、今後も情シスの実態を調査・発信し、企業のIT推進や業務改善に向けたサポートをしていきます。