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ウェザーニューズ、熱中症の危険度情報を1kmメッシュで取得可能なAPIを提供開始

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ウェザーニューズは2021年7月20日、熱中症情報を提供する「熱中症情報API」の提供を開始しました。1キロメートルごとのメッシュで熱中症の危険度を可視化します。企業の各システムと容易に連携できるようにし、従業員の健康管理や食品・飲料メーカーのマーケティング活動などを支援します。

 熱中症情報APIでは、1キロメートルメッシュの暑さ指数(WBGT)をもとに算出した熱中症危険度情報を提供します。72時間先までの1時間ごとの熱中症リスクを「注意」「警戒」「厳重警戒」「運動中止」の4段階で提供します。1キロメートル単位の細かい粒度で危険度を可視化できるのが特徴です。なお熱中症の危険度は、過去の熱中症搬送者数とWBGTとの関係を分析した結果から、時期やエリアを考慮して算出します。
図1:1kmメッシュで情報取得が可能。画面は東京都周辺...

図1:1kmメッシュで情報取得が可能。画面は東京都周辺の熱中症情報(2021年7月12日11時の予報(9時時点))

 API経由で情報を利用できるようにすることで、さまざまな用途を見込みます。  例えば、熱中症リスクの高いエリア・時間帯の屋外作業員や観客に向けて、休憩や水分補給、扇風機の活用を呼びかけるなど予防策に利用できます。熱中症情報と熱中症搬送者数のデータを組み合わせることで、AIを用いた搬送者数予測などのシステム開発に利用することもできます。さらに、食品・飲料メーカーや小売事業者の場合、アプリユーザーにスポーツドリンクなどの関連商品の購入でスタンプ2倍などの熱中症対策キャンペーンを実施するといった用途にも使えます。  利用する企業は必要な地点の緯度経度を設定しておくことで、任意のタイミングでデータを自動取得できます。全国約38万地点の情報を取得可能です。なお、情報の提供期間は7月から9月まで。更新頻度は1日5回です。  同社は高解像度の気象データを提供し、ヘルスケア領域におけるDX推進を支援していく考えです。夏の健康管理を支援するとともに、訴求力や顧客満足度向上につながるマーケティングの高度化をサポートしていきます。

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