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APPLE TREE、従来モデルより造形サイズを拡大した家庭用3Dプリンタ

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APPLE TREEは2022年8月8日、家庭用3Dプリンタ「Finder3」を発表しました。同社の前モデルより造形サイズが拡大したほか、操作にタッチスクリーンを採用するなど、より使いやすくしています。同年8月5日より販売を開始しました。

 「Finder3」は個人向けの3Dプリンタ。造形物用の素材となるフィラメントなどの消耗品を付属するほか、本体は組み立て不要で、開封後は3Dプリントをすぐに始められます。
図1:本体の組み立ては不要。開封後、すぐ使える

図1:本体の組み立ては不要。開封後、すぐ使える

 これまでより大きな造形物を作れるようになったのが売りです。造形可能なサイズは190×195×200ミリメートルで、前機種と比べて約2.7倍に拡大。本体サイズは406×416×469ミリメートルと、前機種とほぼ同じサイズのまま造形サイズだけ拡大しました。
図2:造形サイズは従来比2.7倍に拡大

図2:造形サイズは従来比2.7倍に拡大

 造形物に応じた2種類のプラットフォームを用意します。3Dプリント後、造形物の取り外しが簡単な「PEIマグネット鋼板プラットフォーム」と、滑らかな底面をプリントできる「ガラスプラットフォーム」を用意。制作する造形物に応じて取り付けるプラットフォームを使い分けられるようにしています。
図3:造形物の下に敷くプラットフォームを2種用意

図3:造形物の下に敷くプラットフォームを2種用意

 素材となるフィラメントはABSのほか、PLAやPETG、軟性などに対応します。フィラメントを溶かすのに用いるエクストルーダーを260度まで加熱可能にすることで多彩なフィラメントを使えるようにしました。3Dプリント中に停電しても再起動後に途中から再開したり、途中でフィラメントが切れてもフィラメント補充後に途中から再開したりすることも可能です。
図4:制作可能な造形物の例1

図4:制作可能な造形物の例1

図5:制作可能な造形物の例2

図5:制作可能な造形物の例2

 そのほか、4.3インチのタッチスクリーンを搭載して操作しやすくしたほか、2年間の無料修理サポートサービスも用意します。
図6:本体前面に4.3インチのタッチスクリーンを搭載

図6:本体前面に4.3インチのタッチスクリーンを搭載

 主なスペックは次の通りです。
「Finder3」製品スペック
モデル名 Finder3
エクストルーダー ダイレクト式
ノズル径 0.4mm
最大ノズル温度 260℃
プラットフォーム温度 110℃
造形精度 ±0.2mm
XY軸移動速度 ≦180mm/s
本体サイズ 406mm×416mm×469mm
最大造形サイズ 190mm×195mm×200mm
対応フィラメント ABS / PLA / PETG / 軟性など
タッチパネル 4.3インチ
通信方式 Wi-Fi、イーサネット、USBメモリ
レベリングアシスト
停電後の印刷再開
フィラメント検出機能
取り外し可能なプラットフォーム
静音性
カメラ ×
 価格は6万8200円(税込み)。同社サイトにて8月5日より販売を開始しています。なお、製品は予約販売のため、入荷は9月下旬ごろの予定です。
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