人材・組織

    2022.04.26

    パーソルP&T、グループ内にRPAを導入し2年間で20万時間超の業務を自動化

    パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー(パーソルP&T)は2022年4月19日、グループ内へのRPA導入プロジェクトによって業務を自動化した2年間の成果を発表しました。グループ内の生産性向上・デジタル化推進を目指す「PERSOL Automation PJT(パーソルオートメ―ションプロジェクト)」は、2020年4月に立ち上げられました。同プロジェクトにより、発表時点までの2年間で20万時間を超える業務を自動化したとのことです。また、同プロジェクトで育成したRPAエンジニアによる新規事業の立ち上げにも成功しました。同社は2023年3月末までの3カ年計画で、同プロジェクトをさらに推進していきます。

     パーソルP&Tは、グループ内の生産性向上・デジタル化推進を目指し、「PERSOL Automation PJT」を2020年4月に立ち上げました。同プロジェクトは、パーソルP&Tが3カ年計画のもと、RPA(Robotic Process Automation)導入によりパーソルグループ内へのデジタル化を支援するものです。2023年3月末までの3カ年で、以下の項目を目指しています。

    1. グループ内での自動化による削減時間を50万時間
    2. RPA人材育成人数は1,000名
    3. 導入社数は25社
    4. 自動化関連の新規事業の拡大

     グループ内の生産性向上とデジタル人材の育成を目的に、業務の自動化の促進と新規事業を創出することで、DXの実現を目指すものです。
    図1:「PERSOL Automation PJT」プ...

    図1:「PERSOL Automation PJT」プロジェクトの流れの一例

     今回、2年間で20万時間を超える業務が自動化されました。また、同プロジェクトで育成したRPAエンジニアによる新規事業の立ち上げにも成功しました。そして、RPAのトレーニングを受講した社員270名のキャリアアップにもつながる成果が出ているとのことです。

     同プロジェクトでは、以下のような取り組みが行われています。

    ・各社へデジタル化の推進を呼びかけ、取り組みに賛同した各社と既存ビジネス領域の拡大に向けた目標を設定
    ・各社が抱える課題(業務改善や自動化ツールなどの導入が推進されず効率化が図れていない、すでにRPAを導入しているが保守に工数がかかり新規の開発ができていないなど)やビジネス特性に合わせた体制を構築
    ・各社の課題に対し、社員へのRPAトレーニングの実施から業務改善、保守、新規ロボ開発などを支援
    ・さらにその後の運用定着化までをサポートし、各社のデジタル化を推進

     また、「人材育成トレーニング」について、パーソルP&Tではこれまで各企業へRPAの導入やRPA人材の育成を支援してきました。そこで培ったノウハウやナレッジを活かした独自のガイド「パーソルのRfEガイド」を開発しました。「RfE」(A Robot for Every Person)とは、すべての従業員がロボットを利用または設計・開発し、ロボットを活用することを目的とする概念のことです。

     「人材育成トレーニング」についてはさらに、以下も提供します。

    ・UiPath社のトレーニングメニューを活用した集合研修から個別の開発サポート、終了後のサポートにいたるまで伴走型の研修を提供
    ・個別開発サポートでは、受講者自身の業務を題材とし、一人ひとりのレベルに合わせた寄り添い型のトレーニングや1on1の実施など、確実にステップアップをしながらRPAの知識習得を目指す

     「事例紹介」として、以下が挙げられています。
    1)新規事業の事例
    ~トレーニングを受けた社員による保守代行サービスを立ち上げ~
    パーソルP&Tのコンタクトセンターでは多くの企業で抱えるRPAの保守体制構築等の課題(工数を他の業務や開発に回したい・ノウハウがない・RPA規模拡大のため採用・育成など組織を作ることが困難など)を解決すべく、RPAのトレーニングを受けた社員による「インテリジェントオートメーションセンター(以下、IAC)」を立ちあげました。具体的にはRPAの稼働状況の監視と障害対応、ロボットのエラー分析と改修、問い合わせ対応等、グループ内外のお客様へ幅広く提供しています。IACが保守や改修をお客様に代わり対応することで、RPA開発規模の拡大に寄与しています。
    2)キャリアアップした社員の事例
    ~業務を行う側からRPAサービスを提供する側へ~
    ●概要
    コンタクトセンターで業務プロセスの変革やRPAなどのツールを活用した業務の自動化など、センター全体の業務効率化を担当していました。センターでは多くの単純作業があり、それらを自動化させたいという思いはあったものの、打破できる有効的な手段を見つけられずにいました。「PERSOL Automation PJT」では、約1カ月間の研修期間の中でRPAの開発を学び、半年間サポートを受け、ロボットを作成。センター全体の業務の自動化を支援後、IACに参画し、自組織だけでなくお客様にRPAを提供し生産性向上につなげています。
    ●成果
    トレーニング後、自組織の業務の効率化としてロボットを3体作成し、メールの作成や配信、電話をかけるためのリスト作成、外部ツールからのデータダウンロード、日報へのデータ反映などを自動化させ、月間55時間分の業務の削減を実現しました。IACに異動後はお客様の業務を約1152時間/年の削減を支援しました。「PERSOL Automation PJT」によってこれまでは業務を行う側だった自分が、ロボットをつくり業務をコントロールする、さらにそれをお客様に提供していくというステップを踏み、RPAエンジニアとして確実に自分の自信とキャリアアップにつながっていると感じています。RPAを導入している企業は多いものの、まだまだ保守・管理に課題を感じている人は多い状況です。そんなお客様の支援はもちろん、さらにお客様の業務効率化を後押しできるようRPAを活用した新たな挑戦を通じて生産性向上に寄与していきます。
     今後パーソルP&Tでは、「PERSOL Automation PJT」の立ち上げ・拡大のノウハウをナレッジ化・パッケージ化し、サービス展開を予定しています。企業が抱える課題に合わせたサービスを提供し、生産性向上とデジタル化の推進を支援していきます。
    5 件
    〈 1 / 1 〉

    Related

    人材・組織