社内イベントをメタバースで開催したことがあるかを聞いた結果が図1です。
結果は「ない」が46.3%でもっとも多くなりました。「何度もある」(28.7%)や「一度だけある」(19.4%)といった開催実績のある企業は半数を下回ります。
前問で「何度もある」「一度だけある」と答えた人に、今後も社内イベントをメタバースで実施したいかを聞いた結果が図2です。
「非常に思う」が51.9%で、「やや思う」(44.2%)を合わせると9割強の企業が今後もメタバースを活用したいと考えていることが分かります。
ではこれまでメタバースでの開催実績のない企業はどう思っているのか。最初の質問で「ない」「わからない/答えられない」と答えた人に、今後の開催意向を聞いた結果が図3です。
「やや思う」が46.4%でもっとも多く、「非常に思う」(10.7%)を合わせると約6割の企業が開催したいと考えていることが分かります。「あまり思わない」(37.5%)と「全く思わない」(5.4%)と答えた割合は約4割にとどまります。
社内イベントをメタバースで実施したい理由を聞いた結果が図4です。
「新しいイベント形式で刺激がありそうなため」が71.9%でもっとも多く、「クリエイティブなどが柔軟に制作可能なため」(37.5%)、「参加者同士の交流が生まれやすそうなため」(34.4%)が続きます。
自由回答の中には次の理由もありました。
・テレワーク環境で、コミュニケーションを図るため。
・新たな発想と出会いが期待でき、新規業務スタートのきっかけとなりうる。
・メタバース上の会社も作ればリモートワークの課題を少し改善して克服できるかもしれないと感じているため。
・楽しそう。
・可能性が広がる。
社内イベントをメタバース上で開催するにあたってのハードルを聞いた結果が図5です。
「どのように行なっていいかわからない」が53.1%でもっとも多くなりました。2位は「社内説得が大変」(37.5%)、3位は「社員への支給デバイス等インフラへの不安感がある」(37.5%)でした。
自由回答には次の意見もありました。
・経営者への説明コスト。
・利用の価値をどう示せば会社が納得するのか、みえない。
・予算面と波及効果の度合いとバランスに不明な点があり。
調査を実施したグローバルメタバースによると、メタバースのイベント経験を問わず、メタバースのイベントを安心して開催できるサービスの提供が求められるようになると推察します。