Flatt Securityは2022年10月25日、ブロックチェーン関連サービスのセキュリティリスクを検証する「ブロックチェーン診断」を発表しました。セキュリティエンジニアが診断し、開発者向けに脆弱性のリスクや対策をまとめたレポートを提供します。
「ブロックチェーン診断」は、ブロックチェーンやスマートコントラクト自体のセキュリティリスクを診断するサービス。NFTや暗号資産(仮想通貨)、DeFi(分散型金融)、メタバースといったブロックチェーンを活用したWeb3関連サービスの開発や実装を支援します。
Webアプリケーションの脆弱性を検証する「Webアプリケーション診断」と組み合わせて使うことで、サービスのバックエンドとなるブロックチェーン部分と、フロントエンドとして機能するWebアプリケーション部分双方のセキュリティリスクを洗い出すことが可能です。
via flatt.tech
なお、「ブロックチェーン診断」「Webアプリケーション診断」とも、豊富な診断実績を持つセキュリティエンジニアが診断し、開発者に脆弱性のリスク・対策レポートを提供します。
「ブロックチェーン診断」で指摘する主な脆弱性と、その脆弱性による想定リスクは次の通りです。
・スマートコントラクト内の不正な反復・連続処理が生じる脆弱性
想定リスク:第三者の口座への暗号資産の転送が不正に連続して行われる ・ブロックチェーン内の取り引きが実行される前に内容を閲覧された場合、攻撃者に有利な取り引きが可能となる脆弱性
想定リスク:NFTオークションで第三者の入札額を取り引き実行前に閲覧された場合、攻撃者に有利な取り引きが成立してしまう ・その他のロジック不備
想定リスク:アイテムや暗号資産などの盗難・流出 「Webアプリケーション診断」で指摘する主な脆弱性と、その脆弱性による想定リスクは次の通りです。
・認証・認可、決済などの重要な機能のロジック不備
想定リスク:Web3関連サービス内でのなりすまし、アイテムや暗号資産などの不正取得 ・XSSやSQLインジェクションなどの典型的な脆弱性
想定リスク:ユーザーの個人情報や決済情報などの漏洩
想定リスク:第三者の口座への暗号資産の転送が不正に連続して行われる ・ブロックチェーン内の取り引きが実行される前に内容を閲覧された場合、攻撃者に有利な取り引きが可能となる脆弱性
想定リスク:NFTオークションで第三者の入札額を取り引き実行前に閲覧された場合、攻撃者に有利な取り引きが成立してしまう ・その他のロジック不備
想定リスク:アイテムや暗号資産などの盗難・流出 「Webアプリケーション診断」で指摘する主な脆弱性と、その脆弱性による想定リスクは次の通りです。
・認証・認可、決済などの重要な機能のロジック不備
想定リスク:Web3関連サービス内でのなりすまし、アイテムや暗号資産などの不正取得 ・XSSやSQLインジェクションなどの典型的な脆弱性
想定リスク:ユーザーの個人情報や決済情報などの漏洩
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