高校生の4割がTikTokを利用、3割弱が投稿を見て商品・サービスを購入／LINE調べ

　TikTokを使っているかを聞いた結果が図1です。

　TikTokを使っている割合は高校生全体で41％を占めます。41％の内訳を見ると、投稿せず動画視聴のみの割合が33％を占めています。 　男女別で見ると、使っている割合は女子高校生が52％、男子高校生が30％でした。昨年の調査では女性高校生の割合が48％、男子高校生の割合が33％でした。男子高校生の利用割合は昨年に比べて下がったものの、女子高校生の利用割合は4ポイント増えています。 　一方、「以前使っていたが、いまは使っていない」と回答した人は高校生全体で22％でした。男子高校生に限るとその割合は23％で、昨年の15％から8ポイント増えています。 　TikTokの利用頻度を聞いた結果が図2です。

　毎日利用する人は、高校生全体で6割を超えます。男女別に見ると、女子高校生が66％で、男子高校生が65％でした。 　毎日利用する人の内訳を見ると、女子高校生の割合でもっとも高いのは「1日に、1時間以上～2時間未満」で21％でした。男子高校生の割合でもっとも高いのは「1日に、30分以上～1時間未満」で24％でした。 　ではTikTokの投稿を見て有料商品を買ったり、有料サービスを申し込んだりすることはあるのか。その結果が図3です。

　高校生全体では「まったくない」がもっとも多く、半数超えの56％を占めます。男女別に見ても「まったくない」の割合がどちらも半数を超えています。 　「よくある」「ときどきある」を合わせた割合は、高校生全体で26％でした。女子高校生に限ると、その割合は30％、男子高校生に限ると20％でした。なお学年別に見ると、学年が上がるにつれ「よくある」「ときどきある」と答えた人の割合が高くなる傾向があります。高3の女子高校生の割合がもっとも高くなっています。 　具体的にどんな商品・サービスを購入するのかを聞いた結果が図4です。

　女子高校生の場合、もっとも多いのは「化粧品」で54.8％でした。「食べ物」（37.9％）、「ヘアケア・ボディケア用品」（37.9％）が続きます。男子高校生の場合、もっとも多いのは「食べ物」で29.5％でした。「飲み物」（26.2％）、「マンガ」（23.0％）が続きます。TikTokの投稿をきっかけに購入した商品・サービスは、男女で大きく異なることが分かります。 　高校生が一番好きなTikTokerは誰かを聞いた結果が図5です。

　高校生全体の1位は「そば湯」で、男子高校生で1位、女子高校生で4位という結果でした。なお、昨年の調査ではランク外でした。 　2位はSnow Manの公式TikTokアカウント「Snow Man_MENT RECORDING」、3位は「なえなの」、4位は「徳川 家康（19）」、5位は「コムドット」がランクインしました。 　なお女子高校生の1位は「Snow Man_MENT RECORDING」で4.6％でした。同社が2022年11月1日に発表した調査「好きな男性アイドルグループランキング」の結果では、Snow Manが10代女性の4位にランクインし、注目されていることが窺えます。

関連リンク
LINE株式会社
調査の詳細
【2021年版】高校生が好きな TikTokerに関する調査