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ザイオネックス、中堅企業向けに需要予測などの機能を限定したSaaS

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ザイオネックスは2021年5月27日、需要予測や販売計画業務を支援するSaaS型SCPソフトウエア「T3SaaS(仮称)のβ版を発表しました。同社がエンタープライズ向けに提供する「T3SmartSCM」の簡易版となります。多くの企業が利用しやすい提供形態にすることで、企業のSCM構築を支援します。

 「T3SaaS」は、業務領域ごとの機能をモジュールとして実装するのが特徴。用途に応じて必要な機能だけ利用できるようにすることで、部署を限定したスモールスタートの導入に向きます。段階的に利用する機能を増やして適用領域を拡大するといった使い方が可能です。
図1:「T³SaaS」(β版)でサポートする業務プロセス

図1:「T³SaaS」(β版)でサポートする業務プロセス

 特に大きな課題を抱える業務の一部から着手したい、SCPソフトウエアで自社の需給計画を立案できるかを検証したいという企業などに向きます。  そのほか、「Excelによる属人業務を脱したい」「SCMの標準に則って計画業務を試行してみたい」などのニーズにも応えます。これまでコストの負担が大きくSCPソフトウエアを導入できたかった企業、何から始めればいいのか分からなかった企業の利用も想定します。機能を絞り、かつ価格を抑えることで、SCPソフトウエアを利用できずにいた中堅企業でも導入しやすくしています。  同社は今後、SCM環境構築を中堅企業にも広め、「SCMの民主化」を進めていく考えです。

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