日進製作所はクラウド型のワークフローシステムを導入しました。申請業務を効率化することで年間650万円の経費削減効果を見込みます。システムの導入を支援したエイトレッドが2023年7月21日、発表しました。
日進製作所は、京都府京丹後市に本拠を置く自動車部品・工作機械メーカー。同社はこれまで、各種申請には紙の申請書を使っていました。そのため、複数拠点をまたぐ申請業務が業務効率化を阻害していました。既存の申請業務のフローが社内規定と乖離しているのも課題でした。紙の申請書をデジタル化に切り替えるにしても、リリース後のシステムの定着に懸念がありました。
そんな中、申請業務をデジタル化すべく、クラウド型のワークフローシステムを導入。エイトレッド)が提供する「X-point Cloud(エクスポイントクラウド)」を採用しました。
システムの選考は2製品を比較検討しました。最終的に「X-point Cloud」を選んだのは、システムの柔軟性と分かりやすい操作性が決め手となりました。さらに、JavaScriptによる機能拡張が可能であること、誰でも申請書作成が可能な分かりやすいことも評価しました。
日進製作所は現在、約700人の社員がX-point Cloudを利用します。稟議書のほか、業務系や経費系などの幅広い範囲の申請書をデジタル化しています。「システムの名称を募集して独自の名前をつける」「新たな申請書の作成を依頼するためのフォームを作成する」といった施策の実施により、日常的に利用するシステムとして定着もしたといいます。導入以降、これまでの総申請数は1万件以上となります。
X-point Cloud導入により、申請・承認業務の効率化も見込めます。日進製作所の試算では、経費削減効果が年間約540万円になるといいます。申請業務に付随する承認の進捗確認や承認者への催促などの削減効果を含めれば、年間約650万円の経費削減効果を見込めるといいます。そのほか、X-point Cloudの導入により、申請フローの適正化による内部統制強化、効率的なシステム運用も実現したといいいます。
関連リンク
株式会社日進製作所
株式会社エイトレッド
日進製作所の導入事例
クラウド型ワークフロー「X-point Cloud」
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