防衛省は、令和9年度概算要求で、AIや自動運転技術を活用した輸送・補給業務の省人化を進める方針を示しました。人が担ってきた物資輸送に自動運転車両などを取り入れ、より少ない人員で継続的に物資を運べる体制の構築を目指します。
AIを活用し、物資を自動で運ぶ
防衛省が示したのが、AIや自動運転技術を活用した「無人化・省人化」です。
資料では、自動運転車両を使って物資を無人で輸送する実証を進めるほか、AIを活用した車両運行管理システムについても検討。複数の車両を効率的に管理し、輸送業務に必要な人員を減らすことを目指します。
さらに、陸上だけではありません。輸送力強化の一環として「自動運航技術を搭載した輸送船舶」の導入に向けた調査研究も盛り込まれました。
背景にあるのは、継続的に部隊や装備品、燃料、食料などを届ける「持続的な対応能力」の重要性です。
見解として、今回の取り組みで注目したいのは、AIが情報分析だけでなく、現実空間で「モノを動かす」領域へ広がっている点です。人が運転・管理していた物流をAIや自動運転で支援できれば、人員をより重要な業務へ振り向けられる可能性があります。こうした自動物流技術は、防衛分野だけでなく、人手不足が課題となる物流やインフラなどにも通じるDXのテーマといえそうです。
詳しくは、防衛省「令和9年度概算要求の概要」まで。
レポート/DXマガジン編集部





















