LINE Digital Frontier株式会社は2026年10月19日、電子コミックサービス「LINEマンガ」において、AIストーリーチャット「byUs(バイアス)」の提供を開始したと発表しました。原作者が承認した作品のキャラクターと会話しながら、ユーザー自身が主人公となって新しい物語を作れるサービスです。
従来のキャラクターとの会話を楽しむ「キャラチャット」とは異なり、AIとの対話を通じて物語の展開を変えられることが特徴です。マンガを読むだけでなく、作品の世界に参加する新たな体験を提供します。
原作者が承認した公式作品を使用、ファン作品の公開も可能
「byUs」では、原作者が承認した公式IP(知的財産)のみを取り扱い、作品の世界観やキャラクター設定を尊重した物語体験を提供します。
コンテンツは、公式が用意した設定から物語を展開する「Official Story」と、ユーザーが独自の状況や関係性を設定する「ファンストーリー」の2種類です。作成したファンストーリーは、ほかのユーザーにも公開できます。
会話を補助する「おすすめの回答」や「オートプレイ」のほか、場面に応じた画像を表示する「スナップショット」などの機能も搭載しています。
第1弾として、『隣の席のエンジニアさんが転職したいようです。』と『作戦名は純情』のキャラクターが登場しました。
韓国では原作閲覧数67%増、AIによる新たな作品接点に
韓国のグループサービス「NAVER WEBTOON」では、2026年6月に「byUs」を先行導入しています。
同社によると、サービス開始から10週間で累計1,400万件の会話を記録しました。また、サービス公開前後の各1週間を比較すると、対象作品が休載中にもかかわらず、原作の閲覧数が67%、新規利用者が105%増加したといいます。
日本版はLINEマンガアプリのバージョン26.10.10以上で利用でき、毎日のログインで獲得できる無料チケットのほか、マンガコインによる利用にも対応しています。
見解として、今回のサービスは、生成AIを活用して既存のマンガ作品に新たな楽しみ方を加える取り組みです。ユーザーが物語の創作に参加することで、作品との接点が増え、原作の閲覧促進にもつながる可能性があります。原作者の承認を前提とした仕組みは、AIとコンテンツIPの共存を考えるうえでも注目されます。
詳しくは、LINE Digital Frontierの公式発表をご確認ください。
レポート/DXマガジン編集部





















