GMOインターネット株式会社は2026年10月24日、同社が提供する「お名前.com デスクトップクラウド」への第三者による不正アクセスについて、第5報を公表しました。
同社は被害拡大や二次被害を防ぐため、利用者に対して自身のパソコンやスマートフォンのウイルス検査、データのバックアップを至急実施するよう呼びかけています。特に、証券会社やFX会社の取引ツールを利用している場合は、パスワードの変更や接続中のセッション切断を求めています。
不正アクセスを受け、端末のウイルス検査とデータ保護を要請
今回の発表は、10月21日から継続して公表されている不正アクセス事案の続報です。
GMOインターネットは、利用者自身の端末への影響も含めて調査を進めており、二次被害防止のための予防的な対応として、ウイルス対策ソフトによるフルスキャンとデータのバックアップを要請しました。
また、サービス内に保存していた各種サービスのIDやパスワードについても、速やかな変更を求めています。同じパスワードをほかのサービスで使用している場合や、ブラウザに認証情報を保存している場合も、変更が必要としています。
不正アクセスを行った第三者を名乗る人物からメールやメッセージが届いた場合には、記載されたURLや添付ファイルを開かず、返信もしないよう注意を促しています。
FX・証券取引ツールの利用者には全セッション切断を呼びかけ
特に注意が必要とされているのが、サービス上でMT4・MT5などのFX取引ツールや証券取引ツールを利用しているユーザーです。
同社は、取引口座や取引ツールのパスワードを、FX取引に使用していない別の端末から変更するよう求めています。
さらに、パスワード変更後も、証券会社やFX会社のシステムによっては既存の接続が維持され、第三者が取引を継続できる可能性があると説明しています。
そのため、パスワードを変更済みの場合も、接続中のすべてのセッションを切断することが重要です。あわせて取引履歴や口座残高を確認し、身に覚えのない取引があれば取引先の金融事業者へ連絡するよう案内しています。
同社は、多要素認証の有効化やパスワード管理の再点検も呼びかけており、相談窓口を24時間体制で受け付けています。
見解として、今回の事案は、クラウドサービスへの不正アクセスが、利用者の端末や外部サービスの認証情報、金融取引にまで影響を及ぼす可能性を示しています。特に、パスワード変更だけでは既存の接続が終了しない場合がある点は重要です。企業や利用者には、認証情報の管理に加え、接続セッションの確認や多要素認証など、複数の対策を組み合わせることが求められます。
詳しくは、GMOインターネットの公式発表(第5報)をご確認ください。
レポート/DXマガジン編集部




















