イスラエル発のスタートアップ企業であるOnebeatは2023年6月6日、ベンチャーキャピタルから総額1000万ドル(約14億円)の資金調達を実施しました。今後は日本を含めたグローバル展開を強化する考えです。日本でOnebeatの販売や導入支援を手掛けるGoldratt Japanが2023年6月8日、発表しました。
Onebeatの主な特徴は次の通りです。
・小売業およびサプライチェーンマネジメント(SCM)における30年以上の経験がベースとなって開発されている
・欠品と過剰在庫を大幅に改善しつつ、煩わしい在庫管理業務から人が解放される
・AI活用で数千万を超えるSKU(品番)の在庫管理を自動かつ個別で行える
・BI(見える化)ツールを超えて、最適な発注量や店舗間の在庫移動などをAIが自動推奨するExecution(実行)エンジンとして機能する
・各企業ですでに導入済みの在庫管理システムと簡単に連携できる
同社は今回、Magenta Venture Partnersなどのベンチャーキャピタルから資金調達(シリーズB)を実施。総額1000万ドル(約14億円)の資金を調達しました。これを機に今後は日本を含むグローバル展開を加速させる考えです。小売業の大量在庫廃棄問題などを根本的に解消し、持続可能な社会の実現を積極的に支援していきます。
海外生産の落とし穴:コストダウンとコストアップ、儲かるのはどっちか?(前編) – DXマガジン
製造業を中心に、日本企業の多くが生産拠点を海外に移転しています。コストを減らし、利益を増やすのが狙いです。しかし、海外生産で本当にコストは減るのか。利益は増えるのか。日本の小売業のDXに精通するデジタルシフトウェーブ 代表取締役社長の鈴木康弘氏(元セブン&アイ・ホールディングス CIO)と、全体最適のマネジメント理論TOC(Theory Of Constraints)を駆使し、グローバルにDXの最前線で活躍するゴールドラット・ジャパンCEOの岸良裕司氏が、見逃しがちな海外生産の問題を追及します。【小売業の可能性を解き放て! X人材を育成するTOC入門 Vol.9】