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ウイングアーク1st、Python連携で機械学習基盤としての用途を想定するデータ分析エンジン

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ウイングアーク1stは2021年9月22日、データ基盤ソリューション「Dr.Sum」の新版(Ver.5.6)を発表しました。新版では、統計解析的手法や機械学習などのモデルを構築するためのライブラリを豊富に備えるPythonと連携できるようにしました。

 「Dr.Sum」は企業内に蓄積する各種データを集計する用途に使われる高速処理エンジン。一方、日々の業務で取得するビッグデータをアルゴリズムを用いて分析し、需要予測による在庫最適化や予知保全などに活用したいというニーズが高まっています。そこで新版ではPythonと連携し、機械学習基盤として使えるようにしました。Pythonプログラムを大量の業務データやセンサーデータとシームレスに連携可能です。予測値の取得やプログラムの再学習も実施することができます。  Dr.Sumはデータの前処理や、エラー発生時のログ出力、分析結果の業務部門への共有機能などを備えており、Dr.Sumで機械学習基盤(MLOps)を構築することが可能です。ビッグデータの機械学習モデルへの投入、開発コスト削減、障害発生リスク低減などのメリットを見込めます。
図1:Dr.Sumで実現する機械学習オペレーションのイメージ

図1:Dr.Sumで実現する機械学習オペレーションのイメージ

 主な機能強化は次の通りです。
・Python連携
 Dr.Sumのデータベースに格納するデータをPythonスクリプトで処理し、結果をテーブルに保持できます。 ・インメモリエンジンの強化
 インメモリ永続化での差分更新追加しました。UNION ALLの対応を追加しました。集計速度を改善(JOIN・検索・関数、分散実行時の速度向上)しました。 ・SQL関数を大幅追加
 非等価結合(条件式に「>」「<」「<=」「>=」「!=」「BETWEEN」「LIKE」を指定)、「QUARTER」、「DAYNAME」、「MONTHNAME」などの関数を追加しました。 ・管理クライアントツールの機能強化
 ログビューア、SQL実行時の入力アシスト機能、パフォーマンスなどのモニタリング機能などを強化しました。 ・多言語対応
 一部の管理クライアントツールが21言語に対応しました。  価格は、基本となるDr.Sumエンジンが345万円から(税別、1サーバーあたり、初年度の保守費込)です。

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