テムザックは2023年6月13日、次世代スマートモビリティ「RODEM」の運用開始を発表しました。街巡りの周遊サービスの移動手段として使われます。2023年6月8日から、八重洲エリアと日本橋エリアの街巡り用の乗り物として運用を開始しました。
「RODEM」は、バリアフリーの実現を想定したユニバーサルデザインのモビリティ。全幅690mm×全長1000mmと小型で、乗るも楽しい、見るも楽しい、新しいモビリティ体験を楽しめる次世代型モビリティです。後ろから乗り込む方式に加えて座面を上下に移動させられる機構を装備し、ベッドや椅子からの移乗が簡単にできるのが特徴です。操作はジョイスティックで、運転免許なしで運転できるのも特徴です。
さらに走行時の目線は高く、歩行者と同じ目線で移動できます。最高速度は6km/hで、歩行者と会話しながら、楽しみながら移動できるのも魅力です。福祉国家であるデンマークでの実証を経て製品化され、全国各地で公道実証実験などを重ねてきました。
via www.tmsuk.co.jp
今回、街巡りツアー用の移動手段として導入されます。東京ミッドタウン八重洲によるモビリティ事業「まちモビ」の移動手段として使われます。「まちモビ」とは、八重洲エリアと日本橋エリアをナビゲーターの解説とともに周遊できるサービス。2023年3月に開業した「東京ミッドタウン八重洲」を拠点とし、常に進化を続ける東京駅周辺の街並みを楽しめるサービスです。この周遊手段には「RODEM」と人力車が使われます。
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「RODEM」を使った周遊サービスの乗車料金は1台あたり3800円(税込み)。所要時間は約1.5時間です。乗車可能時間は10時から、13時から、15時からの3つで、すべての乗車にナビゲータが同行し、街並みを案内します。同時予約数は2台までで、単独で乗車する場合は16歳以上からとなります。なお、RODEMを用いた街巡りツアーの実用化は、今回が全国で初めてとなります。
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