日本オムニチャネル協会とDXマガジンが共催する「スチューデントアカデミー」は、学校では学べない仕事の基本を身につける場です。第2回目の今回は、「自分の人生を振り返り、自分を知る」をテーマに、株式会社NEWLOCAL社長室室長の山田果歩氏を特別ゲストに迎え、講演とワークショップが行われました。
ジグザグなキャリアと「やり抜く」力
前半は、山田氏が「やり抜くと道になる」と題して、ご自身の波乱万丈なキャリアを語りました。小学生の頃は宇宙飛行士を夢見ていた山田氏ですが、中学・大学受験の失敗を機に「他の人が経験しないことをしよう」と一念発起します。学生時代にはタイの車椅子工場でのボランティアを経験し、ソーシャルビジネスへの課題感と「資本の力の必要性」を痛感しました。
その後、IT企業に入社し、タイ支社の立ち上げなどを経験しますが、26歳の時にタイで白血病を発症してしまいます。しかし、「このまま死にたくない」という強い思いで闘病生活を乗り越え、その後は上場企業の執行役員として大きな成果を上げました。決して平坦ではない「ジグザグなキャリア」であっても、目の前のことをやり抜くことで必ず道は開けると、学生たちに力強いメッセージを送りました。
心の動く方へ進み、10年越しの夢を実現
数々のビジネスを成功に導いた山田氏ですが、「自分がやっている仕事が社会課題の解決につながっているのか」と自問するようになります。そして、学生時代に抱いた「ソーシャルビジネスに携わりたい」という思いを叶えるため、地方創生に取り組むNEWLOCALへと転身しました。
山田氏は、「安全なレールを行きたくなるが、損得勘定ではなく『心が動く方』を選ぶことで、決断を正解にしようという責任感が生まれる」と語り、「やりたいことを『いつか』のままにしないでほしい」と力強く呼びかけました。

ライフラインチャートで自分を知る
後半は、進行の茂木愛香氏とデジタルシフトウェーブの鈴木康弘氏による「ライフラインチャート」を用いた自己分析ワークショップが行われました。茂木氏は「時間は平等だけど、得られるものは公平ではない」と語り、過去の幸福度や充実度をグラフ化することで、自分の価値観や特性を客観視できると説明しました。
鈴木氏も、過去の失敗や悔しかった経験にしっかり向き合い、「自分の人生を一つの物語として描くこと」の重要性を説きました。
講演後は、恒例の交流会「満腹会」が開催され、登壇者と学生たちが食事を楽しみながら親交を深めました。次回のスチューデントアカデミーは9月9日に開催予定です。皆様のご参加をお待ちしております。






















