DXマガジン副編集長のサクラバが、展示会やイベントを突撃レポート。東京ビッグサイトで2023年2月28日から3月3日に開催された展示会「リテールテックJAPAN」の中で気になった製品・サービスを紹介します。今回は、ダーファ・テクノロジーの駐車場管理DXのソリューションをチェック!【サクラバが行く#20】
大型ショッピングモールなどの商業施設で重要なのが、駐車場問題。自家用車の利用が多い郊外では、週末になると、商業施設の駐車場待ちで、幹線道路が渋滞になっている光景も珍しくありません。
商業施設の側から見ると、地域の道路環境を悪くさせてしまっているというだけでなく、なかなか来店できないイライラで顧客体験を損ねてしまうため、なんとかしたい問題です。
ダーファ・テクノロジーは、そんな商業施設の駐車場管理をスマート化するソリューションを展開しています。
駐車場にモニター用のCCTVカメラを設置し、どこが空車になっているか管理者やドライバーに伝えることができます。
展示ブースのデモンストレーションでは、ミニチュアの車を展示。
管理用のPC画面には、駐車場のマップに各駐車スペースの空き状況がリアルタイムで映し出されていました。
これまでにも、センサー式の駐車状況のモニタリングシステムは使われていましたが、地面に設置するために工事が煩雑・高コストになるなどの課題があったといいます。一方、このシステムでは、カメラを使ったモニタリングとなり設置や交換が容易としています。カメラ1台につき駐車状況を車3台分の監視が可能で、給電はLANケーブルだけで済むPoEを採用。配線の手間も抑えることができます。
この駐車場管理DXソリューションは、新規オープンの大型スーパーなどですでに導入されているといいます。
中国杭州に本拠を置きながらも、56の海外子会社・代表オフィスを持つダーファ・テクノロジー。ビデオやIoTを用いたソリューションを強みとして、今後も国際的な存在感を発揮しそうです。