DXマガジン副編集長のサクラバが、展示会やイベントを突撃レポート。東京ビッグサイトで2023年2月7日から9日に開催された展示会「第3回 DX EXPO【春】」の中で気になった製品・サービスを紹介します。今回は、プロディライトのクラウド電話システム「INNOVERA」をチェック!【サクラバが行く#9】
テレワークが浸透した現代、zoomやgoogle meetで気軽にオンライン会議を開いて打ち合わせができるようになりました。
一方、それまで連絡の主要な手段だった固定電話は、徐々に影の薄い存在になっています。
テレワーク全盛の頃には、誰も会社に出社しておらず、会社の固定電話に掛けてもつながらないというケースも珍しくありませんでした。SNSでは、電話番のために出社を余儀なくされた会社員の嘆きも散見されました。
在宅勤務と出社を組み合わせたハイブリットワークも多くなった今、固定電話に掛かってきた電話をモバイルに取り次ぎに手間取ったり、時間がかかってしまったりという課題が発生しています。
そんな中、INNOVERAは、スマホやPCで固定電話の番号をそのまま使えるDX時代の電話システムとして存在感を発揮します。
インターネット回線を利用したIP電話であるINNOVERA。電話機はインターネットにつながっていて、電話が掛かってくると、PCの管理画面で掛けた人の情報が表示されます。
事前に手動で入力していなくても、sansanのデータから一括登録が可能です。
それだけではありません。通話内容は、文字起こししてチャットで送ることもできます。
一昔前は、インターネット電話の通話品質はいまいちという印象がありましたが、最近はかなりよくなっているといいます。
一時期はzoomやgoogle meetにしばらくお株を奪われる形となっていた感のある固定電話ですが、その逆襲はもうすでに始まっているようです。