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入出荷から在庫まで10秒でわかる物流ソリューション

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DXマガジン副編集長のサクラバが、展示会やイベントを突撃レポート。今回は、東京ビッグサイトで2023年1月25日から27日に開催された展示会「FACTORY INNOVATION Week 2023」の出展ブースの中から、凸版印刷の物流DXソリューション「LOGINECT(ロジネクト)」を紹介します!【サクラバが行く#4】

 原油価格の高騰が事業を直撃する物流業界。さらなるコスト削減を断行するため、既存業務の見直しに着手する企業は少なくありません。  しかし、配送や出荷、在庫管理などといった各業務の現状を正確に把握できず、どこから手を付ければいいのか分からない企業が目立ちます。入出荷や在庫、取引先情報などが散在し、事業全体を可視化できないケースが多いようです。  こうした物流関連企業の一助となるのが凸版印刷の「LOGINECT」です。これは、物流業務の状況を可視化するソリューション。業務に関わるさまざまなデータを一元管理し、ダッシュボードを使って可視化します。経営者のデータに基づく意思決定を支援するのに使われます。  散在する各種情報をクラウド上に一元管理します。「LOGINECT」ではBIツールを用意するほか、データを収集、管理するための分析基盤構築も支援します。入出荷や在庫などの物流関連情報や基幹システムが保有する商品・顧客情報をELT処理して収集・統合します。統合したデータはクラウド上のDWHに保存し、分析用途に応じたデータマートを作成できるようにします。こうして収集、保存、分析したデータをBIツールで可視化します。なお、分析基盤構築後のデータ収集や変換、蓄積などの作業は自動化されます。  担当者に応じてダッシュボード画面を切り替えられるのが特徴です。「LOGINECT」では担当者に応じたKPIを設定し、担当者が参照すべき情報を表示させることが可能です。例えば経営者なら物流コストや出荷量、CO2の排出量などを表示します。出荷担当者なら梱包状況や出荷関連のコスト、在庫担当者なら在庫の回転率や保管コスト、輸配送担当者なら積載率や納品先の待機時間などを可視化します。各担当者が知っておくべき情報に容易にアクセスできるのが利点です。  シミュレーション機能も備えます。例えば、配送間隔を毎日から隔日に変えるとコストをどれだけ抑えられるのかなどの結果を導き出します。トラックの積載率や梱包時の商品体積率などの収集データを活用することで、具体的なシミュレーション結果を算出します。得られた結果を参考に、具体的な改善策を検討、実施できるようにします。  企業が「LOGINECT」を導入した場合、初めに凸版印刷が業務の現状をヒアリングします。その内容をもとにどんなシステムを導入すべきか、どんな機能が必要なのかを決定します。正式契約後、必要なシステム環境を構築します。企業側は凸版印刷が指定するデータを用意する必要があります。こうした環境整備を終えたのち、運用開始となります。  展示会の担当者は、「LOGINECTは今後、AIを使った機能強化を検討する。倉庫内でのピッキング作業時、作業担当者がどんなルートで動くのが効率的なのかをAIで導き出せるようにしたい」と言います。  物流コスト上昇が懸念される中、物流関連企業はこれまで以上に正確な現状把握が求められるようになるはずです。「LOGINECT」はそんな企業のキーソリューションになる。物流業界のDXの一翼を担うに違いない。サクラバはそう感じました。
図1:「LOGINECT」のダッシュボード画面

図1:「LOGINECT」のダッシュボード画面

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