本を読んで勉強したり知見を深めたりしたい…。しかし時間もないしどんな本を読めばいいのか分からない。そんな人に“読みたくなる”“参考にしたくなる”一冊を紹介します。今回は「Digital-Oriented革命 DXが進化した究極の姿を描く」。
DXの本質をつかみきれない、全社改革に至らないといったDXを成功へ導けずにいる経営者やDX推進プロジェクトのリーダーに向く内容です。
本書では、DXを成功に導くカギとして「Digital-Oriented」の必要性を提唱しています。人が学び、人が動かす要素をすべてデジタルに埋め込み、業務の自動化を図ろうとする概念です。業務はデジタルを中心に回すという考え方こそDXでは必要だと訴求しています。
そのためには組織やシステムはどうあるべきか、業務はどう変わるのかを本書では解説します。さらには新たな概念を支える制度やルールをどう見直すべきかといった運用やサポート体制にも言及します。
DX推進で直面する代表的な課題と解決策、さらには先端デジタル企業9社のトップとのディスカッション、DXを推進する企業の経営者との対談も掲載。DX推進企業が「Digital-Oriented」をどう捉えているのか、どのように概念を具現化しているのかも本書の見どころの1つです。