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森ビル、六本木ヒルズなどの利用データをサービス提供に結び付ける分析基盤導入

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森ビルは、管理・運営する複数施設でデータを利活用する基盤を導入しました。名称は「ヒルズネットワーク」。居住者やワーカー、来街者などに関連するデータを統合・分析できるようにし、利用者向けのサービス提供に役立てます。2021年4月5日より運用を開始します。ヒルズネットワークの導入を支援したNECが2021年4月2日、発表しました。

 ヒルズネットワークは、施設に関するデータを統合・分析し、豊かな暮らしや顧客体験につなげられるようにするデジタルプラットフォーム。利用者ごとに最適なサービスを提供するとともに、利用者の体験価値の向上、施設情報の見える化、マッチングによる活性化、施設運営の最適化などの促進を支援します。  利用者の属性や、施設の利用履歴、位置情報などのデータに基づき、利用者一人ひとりに最適化したサービスを提供できるようにするのが特徴です。利用者はヒルズネットワーク用IDを取得することで、六本木ヒルズや表参道ヒルズ、アークヒルズなどの複数施設でさまざまなサービスを受けられるようになります。例えば、ポイント(ヒルズポイント)の取得、駐車場の割引、店舗予約、決済などのサービスを受けられます。
図1:ヒルズネットワークの活用イメージ

図1:ヒルズネットワークの活用イメージ

 ヒルズネットワークの分析基盤には、NECの「NEC Smart Connectivity」を利用しています。「NEC Smart Connectivity」は同社の関連ソリューションなどを使ったネットワークサービスで、5GやWi-Fiなどを使い、さまざまな業種向けのネットワークサービスを下支えする基盤となるものです。

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