くら寿司と一般社団法人とやまミライラボが2025年11月7日、小矢部市立石動小学校で「お寿司で学ぶSDGs」を開催しました。64名の小学4年生を対象、食品ロスや低利用魚を題材にした体験授業が行われ、企業の教育連携のあり方が浮かび上がりました。
授業の構成とDX的示唆
出張授業は日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施され、くら寿司が協力しました。プログラムは①「未来ではお寿司が食べられなくなる!?」という導入で映像と魚の模型を用いて漁業の現状を伝え、②くら寿司開発のオリジナル教材による「お寿司屋さん体験ゲーム」で食品ロス発生の仕組みを体感させ、③低利用魚の活用やICTを活用した食品ロス対策の事例紹介と解決案の発表へとつながりました。児童64人はチームで役割を分け、実際に考えて発表することで主体的に学んでいます。
この授業が示すポイントは二つあります。ひとつは「身近な題材での学び」を通じてSDGsを自分事化させた点です。くら寿司という日常的なブランドを教材化することで、漁業の担い手不足や資源減少といった課題が児童の理解へと落とし込まれました。もうひとつは「企業事例の提示」です。くら寿司が実務で取り組む低利用魚の活用やICTによる食品ロス対策を紹介することで、児童は具体的な解決策をイメージできています。これは地域教育と企業活動を結びつける協働のひとつのモデルと言えます。
授業中に出た児童の声も印象的でした。「食品ロスを減らすために自分にできることをがんばりたい」「低利用魚の存在に驚いた」といった感想があり、教材の効果が現れていることがうかがえます。とやまミライラボの活動目的である「富山県の豊かな海を未来に残す」ことと、くら寿司の教育協力が合致した今回の実施は、地域の海洋教育の新たな取り組みとして評価できます。
地域の課題を日常と結び付ける授業は、企業の社会的価値を具体化する好例です。くら寿司の協力は、教育と事業の接点を作る実践的な一歩といえるでしょう。
詳しくは「ソーシャルアクションネットワーク」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部






















