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NECの指紋認証が世界一に。NISTベンチマークでエラー率0.02%の最高評価

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米国国立標準技術研究所が実施した直近の指紋認証技術ベンチマークテストで、日本電気株式会社が世界第1位を獲得しました。対象はFriction Ridge Image and Features Technology Evaluations Exemplar One-to-Manyで、押捺2指の認証を想定した評価です。日本電気株式会社は、160万人分の指紋データベースから照合するテストで認証エラー率0.02%を達成し、参加した世界の企業や団体の中で最高評価を得ました。国境管理や空港での出入国手続きに近い条件での検証であり、実務に直結する性能が示されています。さらに、一般的な国民IDで用いられる押捺8指や10指の認証を想定した300万人分のデータベースでのテストでも、トップレベルの高評価を獲得しました。これにより、大規模データベースにおける実運用に適した性能が示されています。

NISTのベンチマークは、各組織が開発したプログラムを同一条件でブラインド評価する方式で行われ、厳格で公正性の高いテストとして位置づけられています。世界中のアルゴリズム性能を一元的に比較できる数少ない機会であり、導入検討の基準としても重視されています。今回、日本電気株式会社が押捺2指で第1位を獲得し、多指での評価でも上位を確保したことは、拡張時にも精度が劣化しにくいことを示唆します。運用では、処理待ちの短縮や二次確認の低減につながり、スループットと品質の両面で効果が期待できます。導入前の要件定義では、対象とする指数とデータベース規模を明確化し、評価条件に合致する指標で検証することが重要です。現場の手順や機器構成に応じた試行導入を経て、最適な照合パラメータを設計する流れが有効です。

日本電気株式会社は、50年以上にわたり指紋認証技術の研究開発を進めてきました。今回の結果には、顔認証で培った独自の深層学習技術の転用が寄与しており、認証精度の向上が示されています。指紋認証は世界40か国以上で導入され、ベトナムの国民IDなどでも活用されています。幅広い実装実績は、環境差や押捺条件のばらつきに対する頑健性を高める要因となっています。今後は、出入国管理や国民IDなどの国家インフラに加え、官公庁や企業のセキュリティ対策での適用拡大が見込まれます。大規模なユーザー基盤を前提とするシステムでも、今回示された性能が有効に働くと考えられます。

日本電気株式会社は、AIと人権に関するポリシーに基づき、プライバシー配慮と人権尊重を最優先にデータ利活用を進める方針です。価値創造モデルBluStellarのもと、業種横断の知見と最先端テクノロジーでビジネスモデルの変革を進め、社会課題と顧客の経営課題の解決を掲げています。生体認証技術はコアテクノロジーとして位置づけられ、米国政府機関が主催する世界的なベンチマークで複数回の世界第1位を獲得してきました。今後もサービスや機能の拡充を通じ、セキュアで安全なサービス提供を継続する計画です。今回の成果は、信頼性と実用性の両面で同社技術の優位性を裏づける内容となっています。各領域での利用拡大とともに、社会の安全安心に資する取り組みの進展が注目されます。

詳しくは「日本電気株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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