株式会社 科学情報システムズとDXYZ株式会社は、勤怠管理サービス「勤時」と顔認証IDプラットフォーム「FreeiD」の連携開始を発表しました。顔認証で0.2秒の高速打刻を実現し、入退室と勤怠を一体化することで、現場の打刻精度向上と管理部門の工数削減を同時に狙います。複雑な勤務体系や工数管理に強い「勤時」と、過酷環境にも対応する堅牢な「FreeiD」を組み合わせ、現場とバックオフィス双方の課題解消に踏み込みます。DXYZは4月15日からの品川テックショーケースで本連携のデモ展示を予定しています。
連携の狙いと背景 打刻負担と月次締め工数の解消へ
多くの企業で、勤怠打刻はログイン操作やネットワーク遅延の影響を受け、打刻放棄や単純な打刻忘れが発生していました。管理側では、打刻漏れに起因するエラー確認や修正依頼が日常化し、月次締めのたびに大きな工数が発生しています。さらに、勤怠・給与・人事・工数管理などの分断が手作業やデータ突合を生み、生産性改善の着手が遅れる実態もあります。今回の連携は、顔認証による高速かつ確実な打刻と、「勤時」の高度な勤怠運用を組み合わせることで、これらの根本課題を同時に解消することを目的としています。現場では打刻操作を極小化し、管理部門では例外対応や突合作業の削減を目指します。入退室と勤怠の一体化により、運用フローの単純化も期待されます。
「勤時」の機能特性 現場別工数管理とアラートで運用を高度化
「勤時」は、プロジェクトやライン単位での工数管理に対応し、業務別の時間把握を前提とした運用が可能です。残業時間や36協定に関するリアルタイムアラートを備え、超過の未然防止と監督者の迅速対応を支援します。多様な勤務体系に合わせた柔軟なカスタマイズが可能で、企業ごとの就業ルールや現場事情に則した設定が行えます。給与・人事・製造管理システムとの連携にも対応し、既存環境を活かしたまま導入できる点が特徴です。結果として、勤怠から給与、さらに製造や人事領域までのデータ連続性を担保し、月次処理やレポート作成の効率化に寄与します。今回の顔認証オプション追加により、データの正確性と運用の一貫性を高める構成が整います。
「FreeiD」の特長 0.2秒認証と堅牢性で現場導入に適合
「FreeiD」は、0.2秒で認証が完了する高速性を備え、入退室と同時に勤怠打刻を実現します。従業員は手ぶらで利用でき、日々のログイン操作を不要とすることで、打刻忘れや打刻諦めの大幅な削減が見込めます。防水防塵やマイナス30度から60度の環境対応など、設置環境に左右されにくい堅牢性を持ち、屋内外や製造現場など多様な環境での運用に適します。多様な顔認証AIとの連携が可能で、利用シーンに合わせた最適な認証方式を選択できます。集合住宅(2026年3月末時点で376棟竣工)をはじめ、オフィス、保育園、ゴルフ場、テーマパーク等に幅広く顔認証サービスを展開しており、勤怠と入退の統合的な体験を提供します。連携により、社員証不要の運用や、来訪者受付の顔認証化など周辺業務の拡張も見通せます。
従業員と管理者のメリット ワンストップで精度と効率を両立
従業員側では、ログイン不要で0.2秒打刻が完了し、入退室と勤怠の一体運用で日々の手間が減ります。打刻忘れや遅延による諦めが抑制され、記録の網羅性が高まります。管理者側では、打刻漏れの確認や修正依頼が激減し、月次締めの工数を大幅に削減できます。工数管理データの精度向上は、生産性分析の基盤整備にもつながります。さらに、給与や人事、製造管理など既存システムを活かした柔軟な連携により、導入時の負担を軽減できます。顔認証オプションは「勤時」の機能群と補完関係にあり、例外発生の抑制とデータ品質の安定化を同時に実現します。結果として、現場の運用負荷とバックオフィスの集計負荷の双方を低減し、運用全体のスループットを高める効果が見込まれます。
展示予定と今後の展望 連携を起点に業務基盤を拡張
DXYZは4月15日から17日に開催される品川テックショーケースで、「FreeiD」連携の「勤時」デモ展示を予定しています。今回の連携を起点に、両社は顔認証技術と勤怠管理を統合した新たな業務基盤の構築を進めます。現場の運用課題や企業固有の要件に応じて、機能拡張や高度連携、業種特化のカスタマイズに対応し、幅広いニーズに応えるプラットフォームとして発展させる方針です。集合住宅やオフィス等での導入実績を背景に、顔認証決済「FreeiD Pay」やマイナンバーカード連携など、入退・受付・決済・本人確認を統合する実証事業を既に推進しており、さらなるプラットフォームの発展が見込まれます。今回の顔認証打刻オプションは、勤怠データの正確性向上を通じて、労務リスクの低減や調整業務の効率化にもつながります。協業強化により、業務効率化と生産性向上に資する持続的な価値提供を継続していく計画です。
詳しくは「DXYZ株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部






















