長期休暇の過ごし方として、スマートフォンから意図的に距離を置く取り組みが広がっています。株式会社メルカリは、4月のメルカリトレンド通信で、連休期に「デジタルデトックス」関連の動きが強まる実態を示しました。GWや年始、春休みなどのタイミングで、同ワードの検索数が上昇する傾向が確認されています。オンラインの刺激を減らし、現実世界の体験に集中するための需要が、マーケット上でも明確になっています。連休中の通知から解放されたいというニーズに応えるため、関連アイテムを探す動きが活発化しています。4月末から始まるGWでも、同様の需要が高まる見込みが示されています。


若年層のスマホ疲れが指摘されるなか、物理的に使用を制限できる「タイムロッキングコンテナ」への関心が拡大しています。指定時間まで蓋が開かない収納ボックスとして、スマホを封印する使い方が広がっています。メルカリでの取引件数は2024年から2025年にかけて約1.3倍に増加しました。2025年の世代構成では10代と20代の合計が58.6%を占め、Z世代は50代以上の約6.2倍という結果です。意志の力に頼らず仕組みで距離を取る発想が、日常のリセットとして支持を集めています。旅行時にスマホを持たない過ごし方の広がりも、こうした道具の普及を後押ししています。



撮影体験では、スマホから離れて写真を楽しむ動きが可視化されています。撮ってすぐに現像できるインスタントカメラは、世代を問わず拡大し、2025年にサービス開始以降の過去最多を記録しました。取引件数は2021年比で約2.3倍で、四年間での伸びが明確です。Z世代では卒業旅行期の2026年3月に前月比120.9%となり、旅先での利用が活発化しました。現像を待つ時間や一発勝負の特別感を楽しむフィルムカメラも、同月にZ世代で前月比120.5%の伸長です。スマホと対照的なアナログの価値が、余暇の充足に結びついています。
フィルムカメラのブランド動向では国内メーカーが強さを見せています。メルカリの人気ブランドランキングは、1位が富士フイルムで、2位Canon、3位OLYMPUS、4位Nikon、5位PENTAXが続きます。とくに富士フイルムは5位のPENTAX比で取引件数が593.1%と突出しています。背景にはレンズ付フィルムの写ルンですの再熱があり、粗い質感の写真表現が新鮮さとして支持を集めています。メルカリではカメラ本体に加え、専用ケースやフィルムなどの関連アイテムの取引も盛んです。GWの外出に合わせ、タイムロッキングコンテナでスマホから距離を取り、インスタントカメラやフィルムカメラで思い出を残す過ごし方が広がる見通しです。
詳しくは「株式会社メルカリ」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部






















